大花の延齢草        大花の延齡草


新緑の樹林 陽光に煌めき


林床の白花 天空を仰ぐ


花命五十の 年壽と 聞けば


偏に瞠視す 延齡の清花













大花の延齢草
  
おほばなのえんれいさう 本州北部や北海
道の林床に生える。5月下旬、北海道東部
の林床は、この白い清楚な花の群落で覆わ
れる。この花は、花をつけるまでに十年程
かかり、その後十年前後も花を咲かせ続け、
壽命は五十年以上と推定されるそうである。
「花の命は短くて」の常識を覆す、驚くべ
き長命で、花名の延齢草の由来に、「なる
ほど」と納得させられる。

また、この花は、北大の校章になっており、
同大の寮歌「都ぞ弥生」の四番にも詠いこ
まれている。

   「都ぞ弥生」

牧場の若草陽炎燃えて 森には桂の新緑萌し

雲ゆく雲雀に延齢草の 真白の花影さゆらぎて立つ

今こそ溢れぬ清和の光 小河の潯を彷いゆけば

美しからずや咲く水芭蕉 春の日のこの北国の幸多し 


林床 りんしやう 森林の樹下の環境

白花  はつか

年壽  ねんじゆ 長命

偏に  ひとへに

瞠視  だうし 目をみはってみつめること

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