九十九谷


曉光 連山の雲海に 煌めき


紅潮 湧出して 仙界を成す


變幻自在の 光と靄を 眺むれば


天帝の演出に 唯 恍然とするばかり












九十九谷 くじゆうくたに  千葉県・房総
半島の南部に連なる房総丘陵は、切り立
った尾根と深い谷が幾重にも重なり九十九
谷と呼ばれる。
 夜明け前から日の出直後と日の入り前の
風景は墨絵の世界に例えられる絶景を成
す。東山魁夷の代表作「殘照」のモチーフに
なったと言われる。

曉光 げうくわう  あけがたの光

紅潮 こうてう  朝やけで赤く見える波

湧出 ゆうしゆつ  わき出ること

仙界 せんかい  俗界を離れた清淨なところ

變幻自在 へんげんじざい  自由に現われた
り、消えたり形を変えるさま。

霞 かすみ

幽玄 ゆうげん  奧深く微妙で、容易に、はか
り知ることのできないさま。

是 これ

恍然 くわうぜん  うっとりとしたさま

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