West coast                       Contract Bridge

            前  書  き

会社のリフレシュ休暇を利用して、旅をした米国の先端エリア、カリフォルニアの“独断と偏見”の見聞録である。 西海岸の観光旅行は、3回目で通算8回目の西海岸である。観光旅行の延べ滞在日数は一ヶ月以上になった。

今回の見聞録のバックグラウンドは、学生時代の“ワンゲルの平野”である。読返してみると中年の元“ワンゲル屋”の文章となっている。

学生時代は、学生課の顔馴染の職員にある時、 君は電気科だったのと驚かれるほど、“ワンゲルの平野”が通称だった。今回の旅も、元“ワンゲル屋”の旅そのものだと痛感している。

@“ARPA-NET”と“INTER-NET”のバックグランドは下記の技術経歴による。技術者としては、サーボの先端で“デジタルサーボ”を堪能し、PCのエンジニアに転身し、その後生産技術を経験し、再びPCに戻って現在に至る。

会社にはいって、英米で日本の囲碁の如く“ポピュラーなブリッジ”を覚え、第二次大戦の山本五十六将軍ではないが、これで彼らの“コミュニテイ”に入れることを知って、暇と金を捻出すると西海岸に出かけることになった。

家族は、親父は西海岸に出かければ機嫌がいいと信じている。

この"Home Page"は、全て"Word97"を使用して作成されています。つまり"Editor"等のソフトウェアを使用しないで作成しました。"Word Processor"の機能が充実してきたことを意味しますが、初めての人が使うと"用語"の意味が分からず苦労するだろうと思えます。但し、写真の処理(Digital convert)だけは、他のS/Wを使用しました。Word97のEditorは、最後の確認の段階で一部使用しました。理由は、暇を見つけて、手近のPCを使用したため、Word97,Word95の両方を使用して作成改行処理等が均一な表現になっていなかったためです。

 

         目  次 (Contents)

     @自由競争と公共サービス(交通機関)

        ◆ 市内Busの利用の注意

     @ “1$”の 価値

     @ 都市計画(政治力)

     @ 変わりゆく“英語(米語)

     @“ARPA-NET”と”INTER-NET”  

     @ ACBL (American Contract Bridge League)

        For Bridge Player

        A racial problem

     @ 潜水艦と企業の知名度

 

     @自由競争と公共サービス(交通機関)

 

”Summary”

 米国は、自由競争の時代を経由して、一部の最小必要限度のインフラは公共事業でやっている。福祉の観点からと思われ、その代表的なものは市内の交通機関である。

 

“独断と偏見”

 今回の旅行で、Santa Barbara,Long Beach, San Franciscoの3都市に滞在しMTD(Metropolitan Transit District) at Santa Barbara, OCTA (Orange County Transport Authority) at near Long Beach,MUNI(San Francisco)のBusを利用した。都市間の移動に、LAX(Los Angels)のMETRO_3線と、LAXとSBA(Santa Barbara)間は、AmtrakのSan diegans号を、SJC(San Jose)からSFO(San Francisco)への移動には、CALTRAINを利用した。今回は、生活の匂いのする、レベルまで近づいたせいか、Golf 場でも、BusでもMunicipalという単語が目に付いた。

 

◆市内 Bus

最も、進んでいたのは、OCTAで車椅子が二台積め、自転車も二台運転席前方の車外に積め、自転車の運送料は無料である。車椅子の人が停留所に居ると、運転手は車内の所定場所の椅子を畳んで、乗車口の電動スロープを駆動し、電動車椅子ならば、自力で乗車できる準備をする。乗車後は車椅子を固定し、半額の”50c”を受け取ると運転席にもどって、出発する。

6台のBusを利用したが、最後に郊外を走る路線に乗った時だけ、車椅子が詰めないBusだった。

3都市とも、料金は“1$”で、2時間以内の2回の乗り換えが無料である。しかし、2回目以降は、何の”マーク”もしないので3回でも乗換え自由である。とても、採算が取れているとも思われず、一種の福祉事業とも考えられる。

OCTAの場合は、Long Beachから“Disneyland”まで約30Km乗車しても“1$”とは、驚いた。乗客はメキシコ系、アフロアメリカン(黒人)が多いが、中には白人の婦人も見掛けた。夜中はいざ知らず、昼間は身の危険を感じることはなかった。SFOでは、駐車場の関係からか、通勤時間帯に”ネクタイ”の紳士や“スーツ”のご婦人もかなり見かけた。Orange Countyだけではなく他のSFOやSBAも一つの路線で10Mail程度の距離を運行していた。

もう一つ、驚いたことは、大人一人に付き添われた子供三人が無料である。SBAで、二人の婦人と6人の子供が乗ってきた、車内で見ていると子供は、姉妹二人の組と、4人の組だった、2$ですましたようだった。

  但し、長距離バス(Grey Hound)の待合い室は、一種独特の雰囲気で、中年の元“ワンゲル屋”でも、近づくのを躊躇した。

 

市内Busの利用の注意(蛇足)

 市内の地図を、お土産屋か本屋で、購入する。一部3$程度で入手できる。"BUS BOOK”(Routs & Schedule)は、BUSの車内で入手できる場合とSan Franciscoのように入手できない場合がある。この2種類の冊子は必ず準備する。BUS CENTERまたは、観光案内所には常備されている。

停留所の案内放送はないので聞取りと土地感覚に自信がなければ、乗ったときに運転手に頼んでおく。当然チップは不要である。乗換えが必要ならば、料金を払うときに”TRNSFER PLEEASE”と言ってチケットを貰っておく事。

なれないうちは、昼間のみの利用が無難である。夏季は、サマータイムのせいで、9時ごろまで明るいが、その後は急に人どうりがなくなる。

 

◆公共鉄道 Amtrak

Amtrak を利用して、LAXとSBAを往復したが、鉄道全盛時代を思わせる、重厚な雰囲気と、映画で見たのとそっくりの田舎の駅、乗客のゆとりの雰囲気にすっかり満足した。次回は”Coast Starlight”で、LAXとSFO間を9時間かけて旅をしてみたいと考えた。

 http://www.amtrak.com/amtrak/travel/west/coaststarlit.html

料金は、航空運賃に近く、時間に余裕のある人が利用している感じである。これは、刊行されている観光雑誌にも、紹介されているし、乗った感想も同一であった。現在は第三セクター方式で経営されている。

欠点は、貨物の間をぬって運行しているので、平気で遅れることであり、この点で航空機に負け、料金で長距離バス(Grey Hound)に負けた。

経済性で勝ったGrey Houndは、一般の白人の婦人は近づかない雰囲気になった。観光としては、LAXとSBA間、約100Mailの片道が18$と格安で、観光バスよりゆったりして、時間さえあれば最高である。

   Amtrak全般については、

    http://www.amtrak.com

を参照されたい。

日本で売っている観光案内には、15日間二万五千円(Off Season)とあるが、それこそInternetで、航空機と組合わせた方が、Betterと思われる。

Internetの出現で、日本の海外旅行のツア会社は、Body blowを受けることになるだろう。今でさえ航空券とホテルを組合わせて手配する客が増えている。その上、格安航空券の大手 ”HIS”が国内第4の航空会社の株主になっていることから危機感を持った最大の大手企業”JTB”まで、別会社を作り格安航空券の世界に進出した。

Internetは、会話の不得意な日本人には、最も便利なToolである。3回目の“西海岸観光旅行”で初めて、公共鉄道と市内バスを使用したが、それほどの英語力がなくても、利用できると言うのが、今の感想である。

  但し、常識と危険察知能力が必要なことは、言うまでもない。

 

                        目次(Contents)

       @ “1$”の 価値

 

格言めくが、“1$”は、日本人が考える100円強の通貨の概念とは、おおいに異なると確信している。事実のみを列挙する。

1),ホテルで、タクシ−をドアボーイに 呼んで貰い行き先を確認してもらって “1$”のチップを渡す。そうすると“Thank You Very much”と“にこにこ”笑顔で感謝してもらえる。日本のタクシーの運転手に5百円のチップをやってもあんな感謝の、表情をされたことはない。

2),米国人の紳士、淑女の財布には、プラスチックカードと“1$”紙幣が十数枚、Quarter(25Cents)が7、8枚が普通である。偽札が多いのと、マネーロンダリングを、恐れる姿勢が感じられる。カードは使い手の身元が判る。

一時は、スーパーでも、小切手を使う人をよく見たが、今回は黒人の少し服装の良い人が使っているのを一回だけ見かけた。

3) Key currency

通貨は、お札しか 両方向性の変換ができないので、“1$”札が流通している。即ち、日本円を一回$に変換すると、残った硬貨は再び日本円には交換できない。 Key currency の地位を守るために“1$”札の発行を続け,4)の現象がでたのではと考える。基軸通貨の地位を獲るためには,それなりのCostがかかる。

4) Half dollar, Dollar 硬貨

1973年当時は、たまにおつりでもらえたりして、珍しくて土産にもってきたが、自販機の普及と共に、流通していないのでどうしたのだろうと思っていたら、95年にLas VegasのSlot machineで、余生を送っているのを見つけた。下手に専用Coinを作るより、はるかに経済的で、通貨としても通用するので、交換も不要で便利である。

5) Hotelの両替制限

Las Vegasの自民党の“浜田議員(?)”の賭博による辞職事件を、覚えている方には、信じられない事と思うが95年時点では、Las Vegas Hiltonにおける一般旅行者のトラベラーズチェックの両替制限は、一日_100$であった。(自分の経験)96年 ”Comdex Show”の際には、仕事柄残念ながらこれについてのその後の経過を確認する時間がなかった。

Las Vegas 推薦の辞

Gambleで、使いすぎなければ、Hotelの宿泊料は安いし、食事もいいし最高である。友人に薦められたShowが、観光で時間の自由があった95年は、一流の芸人ゆえ夏休みの休業中で見られなかった。近いうちに再度、Las Vegasを訪問したいと思っている。但し、稼ぎ時のComdexの時等は、関係ない人には気の毒な状況(混雑、馬鹿高い宿泊料)となる。

 

6)自動販売機(Vending Machine)

Quarter, Dime, Nickel,(25,10,5c)でDollar, Half dollar,を受け入れる自販機は、お目にかからない。但し、5$,1$紙幣は受入れる。

 

                           目次(Contents)

       @ 都市計画(政治力)

           メトロ計画

”Summary”

 1960年代後半に、Los Angelesのスモッグを契機として、排気ガス規制が厳しくなった。東京は遅々として鉄道網の整備が進まないが、Los Angelsは、Metro計画を、Internet に公表して進めている。その発表も、工事予定、概算予算等をOpenにHome Pageに公表している。

 政治力の彼我の差を痛感する。

  http://www.westworld.com/~elson/larail/red.html

 CALTRAINは、San FranciscoとSan Jose間を結んでいる鉄道だが、各駅には低料金の広大な駐車場が併設されている。North Californiaは、規制が厳しく都市計画が出来ている感じがした。

*政治力

年配の読者はご存知のことだが、排気ガス規制法は、 Los Angels のスモッグがひどいことに、端を発している。今回の旅を計画した時点で、3回目の西海岸で、前と同じでは面白くない、なにか新しいことを考えた。

その一つが、日本の旅の本があまり薦めない、“公共交通機関”の利用だった。これは、一石三鳥??? 所要時間が正確に計算できる、市民生活が見える,経済的である、??? 言うまでもなく 元“ワンゲル屋”としては、庶民の生活が見える事と三番目がかなり大きい理由だが。“公共交通機関”の利用によって、インフラと政治力の差を痛感する旅となった。Los Angels は、公共交通機関がなく、車社会だと 思い込んでいる方は、空港からDowntown まで、行けること本文を読んだ効果と考えてください。今年中にHollywoodにも、行けるようになり、道路渋滞に悩まされることもなくなります。但し、乗換えが多いので、荷物が小さい事が肝心です。 

 Los Angels のメトロで驚くことは、全ての駅が 無人で運行されている。

切符の自動販売機が設置ているだけで車内にも車掌はいない。但し、検札官が巡回していて、無札を見つかると240倍の罰金と書いてあった。空港から、Union stationまでとUnion stationから、Long Beachまでの2回利用したが、一回も彼らの姿は見かけなかった。San Francisco のBARTの駅で必ず複数の駅員がいたのとは、対称的である。North CaliforniaとSouth Californiaの対抗意識と考えるのは、うがち過ぎだろうか?

写真のように、地下を走っているのは、Downtownだけで、Green Lineは、高架線の部分が多く、Blue Lineは、路面を走っている部分が多かったように記憶している。空港からGreen Lineの最寄り駅までは、”Free shuttle bus"が運行されていて、空港のターミナル循環バスの一路線が延長されている。

 

目次(Contents)

     @変わりゆく“英語(米語)

Summary

*分からせる表現

 易しい表現の英語とスペイン語の併記−−−”BUS BOOK”(Routs & Schedule)

*分からせない英語

“Complementary”と小さな字で表現された印刷物

独断と偏見

メキシコ系の人々の進出で、母音の強い英語が通用するようになったこと、ベトナム戦争以来、東南系の移民が増えて、いわゆる“Native”以外の住民が増えたために、直接的な表現が多くなり、分かり易くなったようだ。

レストランのWaiterは、Californiaの都会においては、メキシコ系が大半である。Orderの際に、解らなくて苦労することが少なくなった感じがする。背景には、USAの事情に通じたことと、英語に対しての恐怖心が無くなったことが作用していることは、否定できない。

Busの“時刻表の注意”は表表紙の裏は英語で、裏表紙の裏は、スペイン語で書かれていた。MTD(Metropolitan Transit District) at Santa Barbara, OCTA (Orange County Transport Authority)ともに同一のFormatであった。メキシコ系の住民の多い地区を走る路線では、乗客の会話は当然 スペイン語で、何を話しているのかは、さっぱり 解らない。スペイン語が大手をふって通用するようになった理由は、参考文献の「ロスアンゼルス」−−(多民族社会の実験都市)に詳しい。

配付物について,積極的に持っていって欲しいものには,”FREE”と大きな文字で書いてあるが,内容の分かった人にだけ,必要最小限に配付したいものは,”Complementary”と小さく書かれている。数年前もそうなっていたか,どうかは定かではないが。

前記のBusの時刻表には,常識なので”FREE”の表示もない。Busの停留所が、工事で移動していて、Temporary Bus Stop を 聞こうと思って”Excuse me”と言うと、No Englishか、ひどくなまったスペインなまりの英語の返事が返ってくる。この“ひどくなまったスペインなまりの英語”は、母音がはっきりしているので、我々、日本人には非常に理解しやすい。

Original Bus Stop にはなんの表示もなく、並行する隣の道路へ移動していた。Busは、住民の為の交通機関だから、Visitorに分かり難くても、しょうがないが 基本的な考えらしい。どの本に書かれていたか確かではないが、旅行案内にも、そのようなことが、書いてあった。

マクドナルドでの、お持ち帰りを聞くときも、現在では“To go or here”と聞かれて、“Take out”と、近年聞かれた覚えはない。昔は、中古車を“Secondhand Car”と言ったが、現在では”Used Car”と 言われている。

英語が相手に通じなくて、発音が悪いことを痛感させられるのは、マクドナルド等でFast food のアルバイトの若い人のレジに並んだ時である。CoffeeがCoca Colaに間違えられるのは、未だ良いほうである。数字を言う時は、発音しながら指で示した方がお互いにBetterである。

忙しい職場では、Nativeの発音が必要なことは、論を待たない。

後述する、Contract Bridgeで使用する用語も、英米では違いが目に付く。

                           目次(Contents)

 

      @“ARPA-NET”と ”INTERNET”

“ARPA-NET”以来の、使用実績の歴史は重く、使い込まれている。それに比べて日本の企業は、”INTERNET”で予約したホテルの詳細を電話かFAXで確認する超大手の旅行会社があったりする。カード番号を知らせることへのアレルギーを考えた面もあるようであるが。副大統領の演説が即座に ”Home Page”に載る国と比較する方がむりなことか考えた。

San Joseの空港には、写真のようなカードで使用するINTERNET端末が設置されていた。 

今回の旅行は準備段階から、 INTERNETの活用を前提として 計画した。東芝製のNote PC “Satellite300”を4月に発注し、5月にProviderと契約した。

予定外だったのはSoftwareの設定に 多大の時間を要したことである。新聞等で報道されているがUSAで、Windows98が一ヶ月で予想外に、53万本売れた。その理由は、Bagが修正されたのを知っている、Maniaが購入した。傍証として売れた割には、店頭が静かだったと分析している。

先日、この記事を読んで、安定性を求めて、雑誌の附録の”CD−ROM”から、”NETSCAPE 4.05”をLoadした。やっと、心配しないで使えるようになった。トラブったのは生兵法で、少々凝ったことをやったことも影響していることは、十分考えられる。Computerの関係者である、小生が苦労するのだから、まして知るべしである。

この"Home Page"は、全て"Word97"を使用して作成されています。つまり"Editor"等のソフトウェアを使用しないで作成しました。"Word Processor"の機能が充実してきたことを意味しますが、初めての人が使うと"用語"の意味が分からず苦労するだろうと思えます。但し、写真の処理(Digital convert)だけは、他のS/Wを使用しました。Word97のEditorは、最後の確認の段階で一部使用しました。理由は、暇を見つけて、手近のPCを使用したため、Word97,Word95の両方を使用して作成し改行処理等が均一な表現になっていなかったためです。

ホテルの調査、手配から、交通機関の選定、料金確認、乗換え等、全てINTERNETですました。今回の経験から少なくとも、少し英語が読めて、現地事情が少々分かれば、旅行会社に依頼する必要はないと思われる。但し、現地で配布されている広告雑誌に比べて、10〜30%高い。即ち公定価格がINTERNETには、公表されていることを意味する。

Santa BarbaraのBUS BOOKには、Question? Callとして 電話番号と

 http://www.sbmtd.gov

と書かれている。

 

                            目次(Contents)

 

      ACBL (American Contract Bridge League)

          For Bridge Player

          A racial problem

“Summary”

  Story of Visitor’s experience , Entry fee 1 session Just 6 $ ,

  Stratified Match Point , Ladies and Gentlemen’s Game ,

  Local Bridge Club of California , A racial problem ,

  Physical Handicapped Player

 

West coast Bridge 体験談

 最近のJCBLのBulletinにも、話題になっているが、日米間の最大の違いは Manner and Hospitalityである。日本のベテランは、幕内の相撲をしているのかと疑われる人が多いと感じて四谷には近づかない。下手の細かいボーンミスで、見逃せるようなことにDirectorを呼ぶ。格が違うときの対応が分かっていない。まあ、そういう思いもあって、West CoastでPlayをしてきた体験談を以下に記します。Enjoyするのは、海の向こうがいいようです。Partner無しの飛び込みをやってきた体験談です。

 ACBLに所属する、Californiaの2個所の Local clubで1 sessionのLocalに6回参加した。”INTERNET”上の ”Home Page”で電話番号とDirectorの名前と開催される曜日と時間を調べた。現地で電話をして、Partnerの紹介を依頼した。 Local clubは、日本と違って、専用の部屋、電話、パソコン等があって常設となっている。人工8万人のSanta Barbaraでは、午後は日本の“公文式算数教室”が週に2、3回使用していた。

 その日の早めの時間に電話するとたいがい留守番電話(Answer Phone)に、設定されている。”Japanese Bridge Playerと名乗りPartnerの紹介を依頼します”と録音しておくと、時間があるとHotelへ“Welcome”の電話がかかってくる。定刻の10分位前に、Clubにつくと大概はベテランの年配者が待っているので、“Summary”を見せてこちらに合わせてもらうのがBestである。

 運が悪く相手が、初心者に近ければ、American Standard,5Cards Major,Convenient Minor(Better Minor),Black-wood,That’s all, OK? で、運を天に任せる。次の日は、大概Veteranが相手をしてくれる(?)。

 Entry feeは、1 sessionが6$と日本に比べて安かった。Coffee ,Mineral Water, Snack, etcは、Tableに置いてあり、適当に飲み食いしている。Coffeeは、当然Potに一杯はいっていて、少なくなるとDirectorが追加をしていた。Long Beachにおける金曜日の夜のGameは、客寄せの為にFree Pizzaが夕食用として提供されて、野菜サラダもボールに一杯置いてあった。それでたったの6$だった。少々の英語力と常識があるとAmerican lifeをenjoyできる。6回の参加で、4回もPointが貰えて、最高の休暇だった。次回に備えて、両方のDirectorには、お礼のMailと別送品を送った。

Physical Handicapped Playerが、実に自然にplayしていることに、びっくりした。Stationaryな位置にいて、中には特別製のToolを使用している人もいて、Partnerが手伝ってPlayが遅れないように協力していた。日本人的に常に最高のPlayをしようという雰囲気ではなく、大体に方針を決めたらさっさと進行する。GameだからたまにはGuessが外れて当たり前、一々Postmortemをしないで、さっさと次のPlayに移る。中には、一部のMannerの悪い人もいるが、気にならない程度で愉快に過ごせる。Directorは、急げとは指示しないが、進行は早く、大人が人生を楽しんでいる感じである。西海岸の保養地だからと考えられるかもしれないが、大都会のSan Franciscoで、92年に一晩だけPlayした時も同じような経験をした。今回の旅行はBridge中心の旅となった。

 

*人種問題について

 ゴルフで、Tiger woods以来、黒人のPlayerの増加が話題になっている。Bridgeの場合は、影も見えない。或いは教会みたいに全く別組織と言う事も考えられるが、筆者の感じでは Noである。長い間、横田米軍航空基地 (Yokota Air Base)で,Bridgeを楽しんでいるが、黒人と一緒にPlayした経験はない。今回の訪問でも延べ300人位のBridge playerの中にも見かけなかった。

 

                           目次(Contents)

 

            @潜水艦と企業の知名度

 

 1970年代までは、Sony, Honda, Toyota,までは、間連業界以外の一般人にも 馴染みの名前だが、”Toshiba”は、まったく知られていなかった。かの戦略物資違反事件の初めに、Washingtonで国会議員が、”ラジカセ”をハンマーで壊して以来、一般の人にも、High-techの会社として有名になった。

 なかなか日本人には、理解しがたいことだが、アメリカ人のHigh-tech嗜好のおかげで、有名になった。その背景としては、軍事技術はHigh-techの塊だとの思い込みと、国を守ることを優先する概念が作用している。余談だが、TVの画面での Performanceは、莫大な広告費でもできなかった、知名度を上げる効果に対して 絶大な影響を与えた。事件後は、所属企業について、”日本での総合電機メーカー第二位……”との説明が不要になった。潜水艦のスクリュ−の問題は、氷山の一角で海中に大問題があったことは後日発行された書籍に述べられている。

               目次(Contents)

参考文献

  ロスアンゼルス −−−−多民族社会の実験都市   矢作

              中央公論新書 1253 中央公論社

  アメリカ南部−−−−大国の内なる異郷  James M. Vardaman 著

                 講談社現代新書 講談社

  禁酒法 −−−− 「酒のない社会」の実験     岡本

                    講談社現代新書 講談社

                          以   上

                          

  Top of Page               見聞録目次(Contents)

            WestCoast98 見聞録表紙へ 

My Homepage 表紙へ