2, 紀 行
1 | 北欧の旅 | ||||||
9月10日 月曜日 早起きして 成田へ 向った。JALの提携会社だからと、第二ターミナルに 行ったら、第一だったので シャトルバスで移動した。スウェーデンとデンマーク通貨の両替のために 空港に早めに行ったので、問題なし。 2004年のスイス旅行の後で、来たときは、パリ駐在 経験者に案内してもらったので、今回が初めての一人でのフランス訪問だった。空港から、北駅まで どうということは無かったが、ホテルの案内地図がいい加減で、探すのに 一苦労した。日本の大旅行会社の 宣伝文句に 乗せられた感じで ひどい ホテルだった。昔のワンゲルの旅に比べると 上等なものだが!! やはり 低価格分野は、経験豊富な HIS等が優れているようだ!! 海外の有名ホテルチェーンは、廉価ホテルチェーンを買収し、自社のホームページでの囲い込みを図っている。 9月11日 火曜日 朝から 北駅のコインロッカー(物々しい警備)に荷物を預けて、郊外のヴェルサイユ宮殿を訪問した。後日、訪問した北欧の宮殿に 比較するとやはり立派だった。経済力の差を感じた。ヴェルサイユ宮殿までは、乗り換えの際に、分かりにくい駅もあったが、駅員に聞いて時間は掛かったが行くことが出来た。フランス人は、英語には判っていても、答えないとか 日本では言われているが、小生の経験では、何十年も前の話のようだ。前回の訪問の際、リヨンの地下鉄の切符の買い方が判らず、まごついていたら、ゼスチャーと片言の英語で、後ろの人が教えてくれた。 夕刻 CDGに、早めに行ったので、同行の一人と免税店内で会い 一緒にStockholm に向かった。深夜 Stockholmの空港近くのホテルで 3人 現地集合して 今回の 「鉄道の旅」が 始まった。 9月12日 水曜日 同行者のLost Baggageを空港で受け取り、今日の市内のホテルへ、空港から列車(アーランダ急行)で向かう。車内は、清潔で快適 おまけに セーバーパスのValidationも、車内で OKと言われ、中央駅で降車後に手続きが出来 幸先の良い出だしだった。旧市街を観光し、王宮の衛兵の交代式を見学した。ノーベル賞の式典のある 市庁舎を見学し、Vikings船の博物館を見学。 9月13日 木曜日 午前中 列車で Copenhagenへ移動、 海峡は、半分が橋で、残りは トンネル東京湾の「海ホタル」と同じだった。午後は、市内観光バスで、人魚姫の像 等を見学 夕食は 港町のレストランで。 9月14日 金曜日 朝から ローカル列車で、「ハムレット」の舞台となった クロンボー城を見学、小雨の中を 徒歩で城に向かう。城は物語にふさわしい感じだった。対岸のスウェーデン領まで数キロで、フェリーが引切り無しに往復している。「酒類の規制の多い Sweden からの 買い物客が多い」と ガイドブックに書いてあった。夕食は駅前の レストランに行ったが、場所代だけ高いのに よく客が来るなーとの感じだった。 北欧は物価が高いとの印象を受けた。 9月15日 土曜日 週末のため 列車の出発に、ホテルの朝食が間に合わずに、雨の中 駅へ 向かう。列車は ドイツとの海峡(注)を渡るが、3両編成の列車は、乗客を乗せたまま、船に乗り、乗船後に客を降ろし デッキへ上がれるようになっていた。 列車に乗ったままの乗船は初めてだった。 船上での朝食も また 風情があって結構だった。 Rodbyから、Puttgardenまで 19Kmの船旅は、気分転換になって、快適だった。 昼過ぎに Hamburgに 到着して、駅前通りで、中南米のパレードに遭遇し、瞬時見物。午後は 市内観光バス。その後、繁華街を徒歩で見物。ホテルは、駅前で、電車の切符もついて、部屋も快適で、さすが ドイツと感心した。夕食をビアガーデンで取ったが、これも 安くて 大満足!! 9月16日 日曜日 朝から 港の朝市を、売り方は、西洋でも、日本でも 同じだなと 眺めたことだった。ビールを飲んだだけで、朝市の会場から 駅へむかった。列車で 古都 リュ−ベックへ向かった。 大聖堂群を観光、少々 食傷気味。 帰りの列車の待ち時間に、駅の本屋に立ち寄ったら、ドイツ語の数独の雑誌が 何種類もあるのを見て、日本より 流行しているのでは、と びっくりした。 夕食を昨夜のビアガーデンでと、出かけたら 日曜日で お休み。 ホテルのレストランですました。 9月17日 月曜日 24時間ほぼ列車に乗って、ドイツからベルギー、フランスを経由してスペインまでの一日となる。途中 ケルンで、乗換えと昼食、パリで乗り換えの時間に市内見物、の間だけ、地面に足を着いていた。ケルンからパリまでは、コンパートメントが満席で、この方式に慣れないせいか あまり快適とは、言えない状態だった。パリからバルセロナまでの、ホテルトレインは、ホームの入り口、ホームのあちこちにも、警官のグループが立ち物々しい警備だった。列車の内部は、シャワーとトイレがついて、コンパートメントには、鍵もかかり さすがと感心した。 ..........注)バルト海のフェーマルン海峡を、今では世界的に珍しくなった「鉄道連絡フェリー」で渡った。 |
|||||||
2 | 南欧の旅 | ||||||
9月18日 火曜日 朝食を取りに食堂車に行ったら、到着時間の関係か、今回の旅で初めて、アメリカで言うところのコンチネンタル風の朝食だった。市内観光バスは、デンマーク、ドイツと 違って
暖かい気候のせいか2階はオープンで、南へ来た感じがした。ミロとピカソの美術館を見学した。 9月19日 水曜日 ガウディの見学日で、朝からサグラダファミリア大聖堂、グエル公園をまわり、OO通りで昼食を取った。 9月20日 木曜日 朝の列車で、マドリッドに向かう。赤茶けた大地がどこまでも続いている感じだった。バルセロナからマドリッドまで、4時間半かかったが、2008年2月に全線が新幹線化して、2時間43分になったようだ。 夕食を取りに、カフェテリアに入ったら、調子の良いお兄さんがいて愉快だった。 9月21日 金曜日 ソフィア王妃芸術センターで、ほぼ一日をついやした。ピカソのゲルニカの原画の大きさには圧倒された。夕刻 スペイン広場を見物して、その近くのレストランで夕食を取った。スペインの夕食の時間が遅いのには 参った!! 9月22日 土曜日 朝の列車で マラガに向かう。途中で、標準軌道(1,420mm)から 広軌に変わるが、徐行しながらの変更なので、気がつかない人もあるかとの感じだった。この区間も我々が行ったときは、全線 新幹線化していなくて、4時間かかったが、この年の12月には、2時間半になったと、報道されている。マラガで、レンタカーを借りて、ジブラルタルに向かう。入国するのに、25ポンド支払い、狭い道をくねくねと走り、低い山に登り、霞んでいるアフリカを見てきた。海峡の一番狭いところは、15Kmと記されている。 アルヘンシャスの街に、夕食に出かけたが、適当なのが無く、結局ホテルで夕食になった。今回の旅で、一番安い夕食だった。街にはアラブ文字が見られた。 9月23日 日曜日 朝食後、車に荷物を積み込んで、タリファの街に向い、モロッコのタンジュール行きの高速フェリーを入出航を見学した。タリファ岬では、風力発電の風車をバックにして、アフリカ大陸を眺めた。途中 「白い村」カサレスを観光し、小さなレストランで、簡単な昼食をとり、後は、高速道路でマラガに向かった。この日、夕食でこの旅行は現地解散した。 9月24日 月曜日 それぞれのルートで、帰国することになる。小生は、マラガ空港からパリへ。雨のCDGに、着いて、空港の近くのホテルにチェックインした。部屋から空港を見ていたら、雨の中 街まで出かけるのが、面倒で最上階のラウンジで、ビールを飲みながら飛行機の発着を横目に ブリッジの雑誌を読みながら、昼下がりを過ごした。 一人は、マラガ−ロンドンー成田と乗り継ぎで帰国。一人は、この日 列車でマドリッドに向かい、一泊し、イタリアのミラノ経由で帰国。26日 夕刻 帰国。 9月25日 火曜日 ゆっくり朝食を取って、ホテルのシャトルバスで空港に向かい、13時15分発のエアーフランスで、成田に向かう。定刻7時55分前に、成田到着。「16日間のヨーロッパ鉄道縦断の旅」は、無事 終了した。 |
SwedenVikingsValidationLost BaggageJALCDG