2004年3月27日に大学のサークルの仲間と集まってTRPGをやりました。
GMは私、プレイヤーが4人(S−10君、原さん、柳、魔王閣下)で、システムはギア・アンティーク。
ルネッサンスではなく、旧版の方。
アート・アルケミーが好きでねぇ。ルネッサンスがどうかはしらん。
まぁ、リプレイまでは行かないけど、憶えている展開をつらつらと。
マスタリングの助けになるかも知れないし(笑)
まずはキャラメイク。
原さんが探検家、魔王閣下が士官(大尉)、S−10君が士官候補生、柳が官僚と、ギア・アンティークらしい一般職業がちらほら。
まぁ、主婦とかやられなかっただけましか。
つーてもS−10君は元々学生の予定だったが、絡みようが無さそうなので士官候補生にして貰った。
学歴かわっちまうが、まぁ、そこは我慢して貰って。
シナリオを遂行するためには多少の犠牲は厭わないのだよ・・・
それはともかく、シナリオ開始。
シナリオネームは「地底湖に眠る宝石」だったかな、違うかも。
とにかく、導入。
探検家と官僚はバラバラ。士官候補生の士官学校に大尉が教鞭を振るいに行っているという設定で導入スタート。
導入毎回きついんだよねー。
取りあえず、探検家には町外れに住んでいる変わり者の発明家から依頼が入る。官僚は舞台であるカーグラード王国の情報局局長としておきながら、アグレッシブに情報を集めると言う設定にしてゾンビが出るといううわさ話を展開してみた。
ゾンビは降魔と関わりがあり、降魔となると状況によっては国が傾きかけないだけに、動いてくれることを期待してのこと。
ちなみに、降魔とは月と同じ軌道上で月の真裏に存在する悪魔の月という名の星から降り注ぐ降魔核の事であり、降魔核の影響を受けて発生した降魔鉱石、降魔生物のことでもある。
厳密に言うと違うのだが、現実世界で言うところの放射性物質に近い。
まぁ、放射線汚染地区があるって事は、隔離なりなんなりしなきゃいけないって事だ。
さて、話が逸れた。
最後の軍人と士官候補生には鉱山で死者が発生していると言う事件で絡んで貰うことにした。
紆余曲折あり、大尉がうまい具合にお供を所望してくれたので、士官候補生の同級生を利用して祭り上げることに成功。
成績も餌にね(笑)
で、ここまでで一通りの登場は完了。
ここまでで2時間くらいかなぁ。キャラメイク合わせて。
さて、いよいよ本格的に導入開始。
探検家は発明家と面会し、発明家から発明品「降魔カウンター」を頂いてご満悦。もちろん、ガイガーカウンターですが、動力源は蒸気機関です。便利だなぁ。蒸気機関(ぉ
で、それで帰ろうとするので、本題を切り出す。
山奥の小屋に住んでいるので、最近野犬が徘徊していて危ない、と。退治して欲しいとのこと。
ただ退治するのではなく、発明家が作った武器を使って欲しいと言う展開にして、武器を渡す。
この時点では詳細は渡さず、ただ馬鹿みたいに強い武器だということだけ告げ(データは教えてあるけど)野犬狩りに出発!で、一旦切り。
続いて官僚。
情報が集まるところ、ということで近場の酒場に入り込み、坑夫風の男5人組に酒を振る舞う。
経費で落とすそうだが(笑)落ちるのか?
そしてゾンビ騒動について当たり障りの無いように情報を集める。
ここで墓地と墓守が判明。ただし未だうわさ話の域は抜け出せず。目撃者まだいないし。
仕方がないので墓地に向かうことにして、ここで切り。
装備を整えた大尉と士官候補生に話を移し、蒸気自動車で鉱山に向かう。
鉱山で親方に話を聞くと、一日2人ずつ坑夫が死んでおり、一昨々日、一昨日、昨日と立て続けに発生したため、今日は炭坑は閉めているのだそうだ。
炭坑そのものを爆破するか?という過激な意見を出す大尉殿。まぁ、間違ってはいないが、そうされると親方以下坑夫達が家族も含めて路頭に迷ってしまうので、その辺を訴えて耐えてみた。
この辺の臨機応変さも大切だね。
で、鉱山の地図を確認して、坑夫の死が絡んでいる現場の場所を確認したところで切り。
ちなみに、坑夫は該当の場所で深手を負い、蒸気エレベーターに乗り込んだ所で命を失っていた。
その痕は巨大な獣に噛まれた跡や、爪で引っかかれた跡が付いていた。
導入完了、かな?
取りあえずこの時点ではみんながちゃんと絡めるかの自信はなかったけど。
再び探検家。
馬鹿みたいに強い武器を携帯し、意気揚々と野犬狩りに出掛ける。
普通の出目ならばあっというまに殲滅してくれるだろう、と思って藪の中で2匹の犬とエンカウント。
早速不意打ち気味に武器を発射したところ、d%に失敗、だけでなく2発目にファンぶる始末。
しかも不安定な銃なので70以上で暴発の可能性アリという銃で70台を叩き出すとは・・・
本来ならば、その場で核爆発が起きてもおかしくないんだが。
マスターの慈悲でたまたま弾丸の装填がうまくいかなかったことにした。
この銃、実は劣化降魔ガンという名前で、銃器内を密封してリロードが出来ない構造にしてあるのだ。
何せ、持っているだけで降魔汚染されてしまうような銃は如何だろうし。多分鉛が入っていると思うが、必要力判定は(仕方なく)15に設定した。いや、探検家筋力無いんだもんよ(;_;)
で、気を取り直してもう一発撃ったところ、今度はファンぶってジャムりやがった。
この修理には10分の時間と作業判定ロールが必要・・・っておい。
面倒なので、降魔生物だよと言うことをアピールして(三目の犬ね)、SANチェック失敗後にパニック&逃走いただいたところで一旦切り。
この方式だと、参加していない人が暇になるので、切り所と回し所がむずかしーんだわ・・・
そして墓場に向かう官僚に場面は移る。
墓守に話を伺う官僚。
ここで確実な目撃情報をGET。更にゾンビは最近埋められた死体で、実はここ数日のうちに死んだ坑夫だったというのだ。
これで一つ繋がった。
最近のは今朝埋められた、昨日死んだ死体。
官僚は墓守に夜間の監視を頼んで鉱山に向かった。
ここで切り。
官僚のとこ、短いように見えるけど、重要な情報がなかなか出ていかないだけだったりするんだよね。
プレイ自体は結構時間がかかるのだが。
ロールプレイというか、演技も含めて時間がかかるからね。シナリオには関係ないキャラクター同士の話とか。
そして軍人チーム。
早速武装を整えて鉱山にダイブ。
カンテラの明かりを頼りに、現場に直行したところ、巨大な地底湖を発見!
光をかざしてよく見ると、赤い4つ目のコウモリらしき生物を確認。
しかも、体調2mほどもある巨大な奴だ。翼を広げた長さは6〜8mというところだろうか。
ちなみに、この地底湖、高さが20m程度あり、直径で100m位はあるかなりだだっ広い広間になっているが、出口は坑夫が開けたと思われる穴一つしかない。
しかも、その穴から軍人チームは地底湖に足を踏み入れているわけだ。
早速虫退治に走る軍人チーム。
コウモリにめがけて銃弾を浴びせかけるが、思うようにダメージが通らない。
それどころか、大尉殿がコウモリの一撃を受けて22ダメ喰らって一気に苦痛状態に突入。
状況が不利になったので戦略的撤退を促し、引き上げることに。
取りあえず、一旦切り。
核心に近づいて参りました。
一人だけ別の道を歩んでいる探検家に話を移す。
発明家の所に戻って武器がしょぼい、相手がただの犬じゃないということを訴えまくる。
元々非力なので面と向かって戦うのも嫌だし。とのこと。
仕方がないので、罠用の単発拳銃をレンタル。劣化降魔ガンは直すのに3日掛かるので、予備の銃を再びレンタル。
劣化降魔ガンって、バラスの難しいのよ。下手にばらすと暴発するし、放射能の海になるぞな。
まぁ、そんなこんなで罠を設置、罠に掛かった野犬から次々と劣化降魔ガンで片づけ、終了。
最後ははしょりました。っちゅうか、あんまり命中ロール振らせると、また暴発しかねないので・・・
ちなみに、弾は撃ちきりました。ということにしてます。
犬の死体3匹を引きずって意気揚々と発明家の所に戻ってくる探検家。
発明家は早速犬の死体を焼き、探検家に礼を言って、探検家を金になるかも知れない面白い秘密の場所に案内してやろうと誘います。
金額的には国家予算レベル。国にもよるが。
それを聞いて興味が一気に湧いた探検家は二つ返事でOK。翌日に向かうことにしました。
ここで再び切り。
そして、ここでついに初めて別パーティが合流するのです!
官僚が鉱山に着くと同時頃に大尉が救急蒸気自動車で運ばれていってしまう。
そこで残っている士官候補生、親方、官僚の3者会談が開始。
候補生が官僚に現状の説明を行い、今後のことを模索する官僚。
地底湖の天井に直径20cmほどの穴があることを確認できていたので、その回りも確認することにした。
この時点では、既にゾンビ化も巨大コウモリも降魔の影響だということは解っていたので、その現況を探ろうという魂胆だったわけだ。
何せ、コウモリが通れるような穴はこの地底湖には存在していなかったのだから。
というわけで坑夫を動員し、山狩りを行うことに決定。ついでにゾンビも見つかると良いなぁ作戦だ。
ただ、坑夫がそろうのは明日の朝。
官僚はこれから確認をしろといっていたが、今直ぐにすることも無かろうと候補生はエレベーターで鉱山の見張りを一晩敢行したわけだ。
意味はなかったが・・・
ちなみに、大尉殿は町医者の所に運ばれて、坑夫達の遺体の状況を聞いた。
そして薬を処方して貰い、一晩で全快して鉱山に帰っていったわけだ。
そしてここで切り。
んで翌日になるわけだけども、その前に探検家の方がガイガーカウンターを動かしてみると言うので確認。
さっき犬の死体を持っていたところで銃に反応していた訳なんだが、屋外で確認しても降魔値は低い。
犬の死体はかなりの降魔値を叩き出したが、そこを離れるととたんに値が下がってしまう。
どうも腑に落ち無いみたいだったけど、取りあえずその場は終了。
そして翌日。
朝一からうきうき気分ででハイキングの発明家とそれについて来る探検家。
目指すは、お宝の取れる穴、だ。
道中、発明家から自分の研究に関する話を聞かされる。
彼の発明は、基本的にある鉱石を中心に行われている、ということだ。
まぁ、降魔鉱石の研究なのだが、特に詳しくは語らず。やっぱりやばいネタだからね。
で、そんな所でこっちは一旦切り。
親方と一晩を過ごした官僚と、炭坑の上で一晩を過ごした士官候補生の元に、昨日深手を負った大尉殿が戻ってきた。
それと同じくして動員された坑夫が4人。これは士官候補生の人徳の賜だろう(彼のd30の結果が4だったので)。
4人(+4人)そろったところで、早速地底湖の上の穴に探検に出発。
そして、ここでようやく、初めて全てのPCが一堂に会することになるわけだ。
まずは発明家と探検家。
二人で穴の所にたどり着き、そこに設置してあるクレーンを説明する発明家。
もちろん降魔エンジン搭載のクレーンだ。
クレーンと言うよりはウインチに近いかもしれんけど。
そのウィンチの先にマジックハンドが着いており、それを利用して地底湖の中に転がっている降魔鉱石を拾って使っていたわけだ。
そこにやってくる怪しい7人組。
もちろん、官僚、大尉、士官候補生+坑夫4人だ。
早速怪しい二人組に職務質問を行う大尉。
発明家からこの下にある地底湖から石を拾って発明に使っているという情報を聞いた大尉は、発明家を更に問いつめ、発明家の小屋まで案内させることにした。
もちろん坑夫の4人も荷物持ちとして連れていくことにする。
発明家の家に着いた大尉は早速降魔鉱石を運搬する箱、保管してあるところ、それを利用した発明品をチェックした。
運搬用の箱は鉛製の蓋付き箱で、壁の厚みが5cm程有る物だった。
発明家は1つしか持っていないので、それを活用することにする。
そして発明品である降魔エンジンを確認したところ、既に組み上がったスポーツタイプの車が倉庫にしまわれていた。
まだ効率が悪く、80km/h程度しか速度が出ないようだが、それでも地上では最速といっても良いかも知れない。
が、大尉殿は意に介さない様子。
何せ空軍大尉。所詮は地べたを這いずることしかできない車には興味はなく、降魔エンジンを使って最新の飛空挺を作らせようと言う魂胆らしい。
んで鉛の箱を持って穴に戻り、降魔鉱石を回収。まだまだ残っているようなので、鉛の箱をかき集め、足りなければ作らせて坑夫達に回収させることにした。
そしてその勢いで炭坑に潜り、大コウモリと対峙する。
ここで驚愕の事実が判明。
戦力を整える際に、最も力判定が高いキャラを探したところ、官僚が40近い値を叩き出していることが判明。
探検家は20までしか行ってないのに・・・
というわけで彼にロングソード(だっけ?)を持たせ、探検家は発明家の持っていた劣化降魔ガン、大尉は単発長身銃、士官候補生はブロードソード?を携帯して進む。
ちなみに発明家は明かり持ち。
で大コウモリとエンカウントし、4人は洞窟内に展開。銃器のみ先制攻撃を行う。
今回は探検家はそれなりにファンブルせずに撃ってくれたので良かった。
今度ファンぶったら容赦せずに核爆発起こす予定だったのだが。
で、大尉殿が滑って攻撃をかわしたり、士官候補生がちまちま削ったり、官僚が3d10で29点とか言うあほなダメージを叩き出したりして戦闘は無事終了。
ちなみに、劣化降魔ガンは最後の最後に当たり、大コウモリが回避を大失敗したので急所命中。
でもダメージは22点だった・・・官僚の29点って何?
んで、死体は羽を落として炭坑の外まで運んで火をつけてコウモリ処理は完了。
でもって、ここで官僚が指示しておいた警察のゾンビ処理が終わり、目出度く処理は完了となった。
一応後処理として発明家は大尉の好意で軍に迎え入れられ、新型の飛空挺を作らせることになった。
回収した大量の降魔鉱石は全て空軍で処理するとして国に認めさせたり。
探検家には大尉から報酬として10金貨がでた。
士官候補生は少しだけ成績に色を付けて貰い、官僚は何も替わらず、シナリオは終了となりました。
まぁ、個人的には数年ぶりのマスターで、うまくパーティがまとめられるか心配だったけど、何とかまとまることが出来ました。
ギリギリ直前で追加した発明家のギミックが功を奏したみたい。
降魔関係の発明品も程良く出せたし。
降魔核の落下した穴が20cmの穴だったとか、コウモリがそこから入って降魔汚染された水を飲んで異常成長して巨大化したとか、発明家の名前はハンベル・シルバールートといって、将来降魔エンジンで動くメイドロボを作る人だったりとか。
このキャラは昔、キャンペーンで使ったNPCの過去なんだね。
別にそんな壮大な設定はなかったので、思いつきで作ったのだが。
更に言うと、降魔犬は穴の周りの降魔汚染されている水を飲んだか何かで汚染されたんだろうね。しかも長い時間をかけて。
後裏設定はというと、町医者かなぁ。元々重要人物として設定されていたんだけど、タイミングとパーティメンバーの関係で消されつつあったけど、たまたま大尉殿が深手を負って病院にかつぎ込まれたのでこれ幸いと出し、怪しげな呟きを残してみたんですが相手にされず(;_;)
台詞的には「これはあちらに報告を上げねば・・・」みたいな感じのことを言っていたわけです。
まぁ、要するに降魔があることをヴァルモンに上告して報奨金を頂こうという寸法だったのだが、本当にそうするとヴァルモンチームが上陸して偉いことになる(長くなる)ので割愛した。
まぁ、そう言うのもアリだけどね。
しかし、ギアアンはやっぱりきついわ。
一般職業を冒険させて、その上で巡り合わせてシナリオをといていくっていうのが。
この後にちょっと頭が痛かったり、ものすごく疲れたりしたけど、焼き肉喰ったら直ぐに直りましたわ(笑)
心残りもないし、久しぶりにうまくいったシナリオだと思う。
しばらくはギア・アンティークで行くかも。
年に2,3回くらいしかできないけどな(^^;
TRPGかてごり〜に帰る
武藤さんお疲れさま!