Sonata〜ソナタ〜


T&Eソフト初の恋愛ゲーム。それが、ソナタ。
元々斜め見下ろし型のRPGは得意なメーカーだった。ハイドライド、ルーンワース、その他色々。しかし、ファルコムのようなキャラクターゲームは、無かった。
そのT&Eが、初めて作ったキャラクターゲーム。それが、ソナタだ。
PSでは、ブレブレで名を馳せ、ここにT&Eありと知らしめた。その後発売されたソナタは、今ひとつの評価だった。
指ドキシステムのみを売り物にし、有名声優と原画を採用しただけ、私は、そう考えていた。
やり始めてから暫くして、それは間違っていることに気が付いた。RPG部分の出来は、悪くない。
シナリオもそこそこ、バランスもそこそこ。そこに、キャラクターゲームの要素が入っている。要するに、イベント画面のことだ。
そう言った感覚をにおわせ、ちょっとした謎解きの連発であるシナリオ部分は、そこそこ飽きは来なかった。
しかし、しかしだ。
1枚目を終えるまでかかった時間は20時間。2枚目を終えるまでにかかった時間は、わずか2時間。しかも、半分はイベントに近い。
解らないでもない。エンディングムービーはフルアニメーションで、おおよそ5分。いや、もっと短いか。それが人数分有るのだから。その他にラストダンジョンという名前のダンジョンがある。これだけの内容だ。
確かに3つの世界に12人のキャラクターでは、1枚では足りない。しかし、2枚組にする必要があったのだろうか。これなら、普通のRPGとして扱っても良かったのでは無かろうか・・・
何せ、通常の会話画面はダンジョン外で、適当にマップ移動をして、いたキャラと話をするだけ。たまに出てくる選択肢は、どれを選べばいいか、悩むことが多い。その先が読めないからだ。
しかし、RPG部分の出来は良い。いや、それなりに良い。
さすがブレブレを作った、と考えると、それは半分は間違っている。何故半分なのか。
それは、このRPG部分はかなりブレブレに近いからだ。新しいゲームなのではなく、ブレブレをコマンドRPGにし、恋愛要素を持たせたら。そう言うゲームだ。
これが一発目で、2枚目の内容が少し大きかったらもっと評価は良かったと思う。しかし、これはブレブレ+αでしかない。
もっとも、2枚組だからと言っていきなり馬鹿みたいに高かったわけではないし、これはこれで良いのでは無かろうか。
今、ソナタを終えたばかりだが、そう言う感想しか出てこないと言うことは、この程度なのだと思う。でも、もう一度はやらねばならない。
なんで長沢美樹のしゃべり方って、美夕と同じなんだ?きっこさんが仲間になりそうな感じもするし?でも、ヒロインは嫌いだ。奴は何だか腹立たしい。

さて。ときメモ2買うかな(ォィ



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