ブレイズ&ブレイド


TRPGのようなCRPG。コンセプトはこうだったはずだ。
T&Eソフトの作り出した多人数で遊べるARPG、それがブレイズ&ブレイド(以下ブレブレ)だ。
キャラメイクの幅の広さ、シナリオによってはあるキャラクターがいると楽になるなど、確かにTRPGを意識しているところは多々あった。しかし、このゲームはそんなところより、もっと見るべきところがあったはずだ。
まずは最大4人で出来ると言うこと。この手のゲームで2人以上で出来るというのはなかなか思いつかない。RPGではないが、アクションではそれなりにあるが、全方向任意スクロールだと、ダンジョンエクスプローラ(PCE)だろうか。
RPGは基本的にはレベル相応で進度が決まる物だが、人数が増えることである程度のところは対処できたりもする。一人で謎解きするのでなく、頭をそろえてその謎を解く努力が出来る。幾つかの多人数で出来るRPGの利点を表に出すことが出来ているゲームだ。
そして、そのことを差し引いても絶妙といえるバランスがあると思う。一人では辛い、多人数じゃないと駄目という物ではなく、一人でも、多人数でも大丈夫、というのは練りこんであるのではないか。
こういう点は今までのRPG、ARPGでは見られなかったことと思う。ある意味での実験でありながら、それなりの成果を上げているのはそれだけの良いところがあったからのはずだ。
実際、TRPGを再現すべく発売されたウェルトオブイストリア(ハドソン)。あれは駄目だった。キャラメイクの自由さは買うが、その先が全然良くない。シナリオも職業次第、しかも中が似たような物ばかり。それに比べれば、ブレブレは良作であったのだ。
そして、その後発売されたブレイズ&ブレイドバスターズ。これはどうだったのか。
もはや強くなりすぎたキャラクターでこなすには楽すぎ、新規で作ったキャラには辛すぎた。バランスが悪いのだ。シナリオも演出色を強めたせいで、やっている感じがない。やらされている感があるのだ。
一作目はお宝探しで良かった。キャラも、プレイヤーもそうだったから。でも、バスターズではキャラとプレイヤーの目指すところがかけ離れすぎている。要するに、制作者の意図が違うところにあったというのが本当のところなのだろう。
・・・でもあれって、ユーザの意見を聞いて続編作ったはずだけど・・・
ま、世間のユーザの考えは私と一致することは少ないのですが。
最近のゲーム、続編は基本的につまらない。何故かは解らないけど、どんな物でも結局は最初の物が一番良いのだ。続編を作るべくして作ったとしても。
ブレブレはこの点では非常に参考になるソフトだと思う。予想以上に売れた一作目、ユーザの声を反映して失敗した2作目。
この失敗から何かを学ばなければいけないと思うのだが。

・・・う〜ん、疲れてるから上手くまとまんないな。後で書き直すか・・・



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