2000/6/11 

 またまたPS2話題であります。

 ひさびさにゲームショップにいきました。渋谷、横浜、新宿の3軒。PS2のゲームをかおうと思ったのです。いいゲームでてるぞ、きっと。え、まだ、種類これだけ?正直いって驚きました。まだ種類少ない。もちろん、そんなにバンバンでるはずないのですが、あの大ブレークにしては少ないです。

 で、もっとおどろいたのが、売れてないんですよ。観察していると、手にとってみてるけど、買わない。うーん、PS2のゲーム本当にうれているんでしょうか?PS2は売れているけど、ゲームはハードの普及ほどうれていないように感じました。PS2ゲームは売り場も縮小されていました。というより、ゲームショップ、人、まえより少ないです。なんか、全体的に年末の熱狂が終わり、しらけてます。

 ゲームをみてみましたが、うーん、PS2の技術革新に相ふさわしいゲームではないなあ。グラディウス...うーん、厳しいです。おお!これは、というのがないです。ほしくならない。やはりPS2のハード印象を超えるゲームはそうそうでないのでしょうか。ソフトがおいついていないようです。リッジと鉄拳くらいですか?鉄拳の正直な感想ですが、背景、キャラの描画などは恐ろしく美しいの一言ですが、ゲーム内容・動きはPS1的に感じます。PS2ゲームへの期待が肩透かしをくって、他ゲームの売上にもそれは普及しているような。

 もう私も買っちゃったんですから、ぜひPS2にもいいゲームが出るよう期待しております。以前の私の書いた日記が現実になりませんように...(祈)たのむよーいいゲームだしてくれー。(まじで)

 対して、DVD売り場がどんどん広がっています。どこのCD屋にいっても確実にそれはいえます。ゲームショップにもDVDおくところ増えてます。PS2のおかげで、大ブレークのようです。DVD。でも、悲しいことにDVD売れても、SCEにはお金は入らないのです。皮肉です。ゲームならロイヤリティは入るのですが。 DVDのマトリクスの売り場(ひらづみ)の大きさと、PS2ゲームの売り場大きさが同じくらいになってました。

 今、200万台直前ですよね。でも、ソフト売上本数知りたいです。市場を見た感触ではびっくりするデータになるような気がします。我が家では、ひかる先生のファーストラブのビデオクリップ再生に、もっとも使われております。

 いやーな予感感じて、今一度考えてみると...任天堂が恐くなってきました。今度はカセットでなく、DVD提供になるでしょう。性能もPS2の2倍程度は確実でしょう。HDいれてくるでしょうし、ネット接続も標準と思われます。N64の失敗(といっても致命的でないところが、さすが任天堂)は2度と繰り返さないことは間違いないです。ソフトも自前でそろえて作ってくるでしょう。マリオ64を超えることは確実。いうまでもなく、全ての挑戦者を葬り去った携帯ゲームのチャンピオンGBと連携します。次世代のGBは鳥肌がたつようなブレークを予感します。

 X−BOXはあまり恐れてないです。

 ドリキャスはなかなかゲームの完成度が高く、面白いのがおおいです。(ハードの不良は多いようですが)はっきりいって楽しめます。ゴジラジェネレーションのような作品はもう出していないようです。鉄拳タッグのわずか、「10数分の1の性能のハード」のマシンで、あのソールキャリバーは動いている...繰り返しますが、7500ポリゴン万対400万ポリゴンです。脅威です!関係ないですが、ナムコの株は今が買いです。でも、クレージータクシーって何度やっても楽しい。するめみたいなゲームです。

 ついでなんで、ゲーセンも。以前、サンバDEアミーゴに全身のフリをつけて、パフォーマンスしてた女性の話をしました。ドラムフリークですか。ドラムをたたくやつ。おそろしくうまい人、というよりプロの人が遊んでて(とは見えない。ドラマーの仕事のよう)、黒山の人だかり。みな聞きほれていまい、1人のギャルが踊りだしていました。

 ルーレットで、何点か溜まると商品が落ちてくる、ってゲームしってます?ルーレット上に1,2,4、点とかあって、マイナスの点数もあります。100円で数回まわせて、それが一定の点数たまると、商品おちてきます。やばいのが、100円でだめでも、続いて100円いれれば前回、たまった点数を引き継ぐことができる点です。

 5点で落ちてくる商品があったとしましょう。残念なことに、3点でおわってしまいった。思わず、また100円いれて、継続チャレンジしちゃうでしょう?ところが、マイナス点数をひいてしまう。そうでなければ、4点くらいで終わる。頭にきて、また100円。これは危険です。熱くなって、博打のようにチャレンジする人がでること必至です。ゲーセンにいくと、この種類のゲームで、真剣な顔でずーっとやっている人がいます。何千円ぶっこんでいるかわかりません。

 さて、続いて、3DO失敗について。松下は3DOで失敗しました。いろんな理由があげられていますね。でも私は、松下という巨大企業での社内構造が失敗をうんだのではないかと思います。(想像)

 新しい商品を作ります。どこでもそうかと思いますが、会社の規模がでかければでかいほど、反対、敵対する部署、取締役が社内にうまれます。「やめちまえ」「なにやってんだ」「もうやめろ」「金つかうな」社内に敵がうまれてしまうのです。

 新しい商品。本来的は市場であり、競合他社です。ところが、会社がでかいと、必ず社内に敵が生まれてしまうのです。ですから、何をやるにしても、社外の敵と戦うだけでなく、身内の敵とも戦わなければなりません。しかも、身内の敵のほうが、闘うのが難しく、疲れます。従って、市場や競合他社と戦うどころではありません。自滅していきます。

 松下は冷蔵庫や、洗濯機など沢山の商品をつくってます。確実に利益を会社にもたらしています。その部隊の人たちが、3DOの初期投資や、あまり利益をうまない状態に暖かい目を向けたり、協力するとは到底思えないのです。で、3DOを育てるのだから、その人たちのいうことを無視していいのか。というとそうはいきません。今度は、彼らの指揮がさがってしまいます。松下は3DOを事業部でやったわけです。ソニーはSCEを設立しました。すくなくとも、SCEは背水の陣であり、独立した企業であったわけです。

 こんな理由をあげてるのは私だけでしょう。でも、ソニーと松下での事業開始のときの社内構造の差がおおきいとおもいます。

 ソニーのある常務さんが本で語っていました。その人は、CD、DAT,NEWSワークステーション、アイボを生んだ人です。人材を調達したあとは、自分の仕事は、社内からの攻撃をなんとかすることだったそうです。気をつけないと、後ろから弓矢が飛んでくる、そうです。

 ソニーはSCEだけでなく、社内全体をPS2に向けさせました。核だというわけです。核が失敗すれば、ソニーは全滅です。ですから、社内で上記の「やめちまえ」は出ようがありません。グループ全体がPS2と心中なのです。松下は3DOが失敗してもなんともなかったのです。

 今回は長編になっちゃいました。疲れました。