2000/5/27 ビジンダー2
さて、なつかしのTVヒーローその2である。
1.スーパーマン
米国のTVドラマで、最初のスーパーマンがはじまったとき、子供ごころになんであんなに、スーパーマン太めでたるんでるんだろう?と感じた。結構おじさんの俳優が演じていた。空を飛ぶときに、「あ、すいません。そこどいてください」といって、窓の近くから、人をどけて、助走をつけて、窓から飛び出す。そらをとぶのになんで、助走がいるのかなあ。飛行機はハネで飛ぶから、わかるけど、スーパーマンには揚力を生む翼はなかった。
確か、この俳優さんは自殺したはず。スーパーマンのイメージが強すぎ、役が他にこなかったらしい。「俺にはスーパーマンしかできないんだ」という遺言を覚えている。冥福を祈りたい。
2.原子力潜水艦シュービュー号
今思うと、素敵なSFものである。もちろん艦長がいるのだが、提督も乗っており(ずーっと)、事実上、指揮権をもっている。艦長かわいそうだよ。後半は、確か、そらとぶ乗り物が、この艦から、飛び出たと記憶している。
3.宇宙大作戦
スタートレックである。耳のとがったスポックがいなかったら、あまり印象はなかったのかも知れない。こんなに、登場人物の個性付けがうまくいったドラマは他にない。携帯電話みたいのを取り出し、「転送してくれ」と一言いうと、ちゃんと船に戻れる。でも、その転送体に接しているものはどこまで転送されるのか?靴は転送されるようだ、では靴についた泥は転送されるのか?また、マッコイの診察機が不思議で、かざしただけであらゆる病気や症状がわかってしまう。
4.レインボー戦隊ロビン
戦隊のボス?である少年だけが人間で、あとはロボット。でも、なんでも修理してしまう奇跡の光線を発射する女性型ロボットが素敵。人間より人間らしい感情をもっていた。
5.ウルトラQ予告編
ウルトラQが開始される1、2ケ月まえからだろうか、はるのチックタックという漫才コンビが、10分程度の予告ドラマをやっていた。でていくる怪物を全部紹介するやつ。興奮してみていた。覚えている奴はまずおるまい。
6.サインはV
岡田可愛主演。必殺技がどんどんエスカレートしていくのがいい。X攻撃は、2人がネット近くで2メートル近くジャンプで、ネットのはるか上からクロスして打ち込む。そんなにジャンプできたら、他の競技にでれば確実に金メダルだ。
中学時代、みんなで、稲妻落としを練習していた。誰もできなかった。撮影で、岡田が稲妻落としのシーンをやると、撮影なのに、エキストラの観客がシーンとしたそうだ。その後、爆笑になったらしい。
このドラマで実に多くの新人女優が有名になった。
7.柔道一直線
近藤正臣のやった脇役の印象が強い。やたらキザで鍵盤の上にたち、脚の指でピアノをひく。
これほど、柔道のルールを無視した柔道ものもないだろう。2段投げなどが最たるもので、投げたとき、手をはなしてはいけないのである。危険だからである。壁板を頭からぶちやぶって、相手がとんでいったが、これでは殺人だ。
また、ひどいキャラもいた。わけのわからん「イチジョウ、オレトショウブシロ!」といつも叫んでいる白人少年(なんとマスクをかぶっている)。彼は相手を真上に投げる。すると、相手は天井をつきやぶってしまうのだ(おい、体育館でだぞ)。恐ろしい力である。
8.ゲゲゲの鬼太郎
連載になって、正義の味方になったが、これはあとの話。水木しげるは、いろんな鬼太郎の出る短編マンガを書いている。それらはみな、悪の化身である。タイトルは「墓場鬼太郎」「墓場の鬼太郎」である。
この漫画には、南方のシーンがよくでてくる。水木しげるが、戦争でここに行ったからである。最終的に腕の切断となった。ねずみ男は、当時の大学生の理想の人物像だった。
9.タイガーマスク
これも最終回泣いてしまった。(よく泣く男だ)マスクが取れ、試合が終わる。すると、呆然とテレビを見ていた少年が、「お姉ちゃん。伊達兄ちゃんはかえってくるよね」という。
10.あしたのジョー
そんなに好きではなかった。でも、好きだった友達が、力石が死んだあと、放心状態になっていたにのを思い出す。世界チャンピオンになった柴田が、「この漫画にかいてあることはホントのことばかり。特に減量で、水道の蛇口をしばってしまうシーンはそのとおりなんです。この漫画の作者は良く知っています。」と興奮して語っていた。
最終回で、ジョーは死んだのか、いや死んでないと、友人で大議論になり、喧嘩にまでなった。今思うと、どっちにとっても自由であることがわかる。
11.魔女っ子メグ
よかったシーン。メグがはじめて恋をする。好きな相手の人間の男性に、とうとう手を握られる。メグは激しく動揺し、手をふりはらって、逃げる。わんわん泣いている。
なんて純情なんだ!いいかげんにしろ。
12.われら青春
青春ものシリーズ。中村雅俊主演。これもぽろぽろ泣いた。今見ると、くさくて泣けない。純情だったのだなあ。歳をとったのだなあ。
ダブりまくりの友達がまだ在学している学校に、昔のクラスメートのカップルが来て、そこで結婚式をあげる巻。
第一回で、退学が恐くて友人をたすけなかった男に、「退学するかどうかなんかより、はるかに人間には大切なことがあるんだぞ」と中村がいう巻。いやーよかった。
まだまだ書けるので、次回に続きます。