2000/5/21 面接

 考えれば面接を結構うけてきたものである。

 人生最初の面接といえば、大学の推薦入学である。高校から推薦状をもらって受験した。面接と小論文だけ。あがりまくって、どもりまくり、見事に不合格。んで普通入試をうけて合格。従って大学受験したのは1校だけ。はきはきした受けこたえをした順に合格したようである。

 次が、就職試験である。教授から紹介していただいた会社をうけた。面接で不合格扱い。夢物語のような抱負をかたってしまった。その会社の子会社での採用となった。従って、採用試験をうけたのは1社だけ。

 転職時。友人とMMMM社の某研究所の採用試験を受ける。技術面接など問題なく合格。人事面接で不合格。すげー偉そうにしている(実際大阪本社でも相当えらい人物だったらしい)、むかつく人事部長であった。(大阪弁)落ちたのがすごいショックであった。

 プロフィールにも書いたが、警視庁の特別捜査官を受験。最後の3名に残り、桜田門での最終試験に望んだが、不合格。理由はうすうすわかる。なお、試験そのものでは3名の中で最高成績であった自信はある。このときのペーパテストは生涯でもっとも素晴らしい出来だった。

 東京テレメッセージの試験を受ける。隣の人と話すとなんと、前職は郵政省だとかすごい人ばっかり。ひえええー。不合格。面接でとんでもないことを言ってしまった。しかし、この前、会社は整理されることになってしまったようだ。入った人は大変だったね。

 某OOOO社という外資系ソフトウェア会社を受ける。ここは通産2回不合格にしていただくことになる。ここもむかつく人事部長だった。(業界でも悪名高いとあとで知る)

 次にNNNNN社を受験。いろいろあったが合格。前職をなかなか退職できず、入社がえらく遅れ大変なご迷惑をおかけしてしまった。はじめて面接でうまくいったようだ。(そんなに単純な状態ではなかったようだが)

 さて、CCCC社を受ける。まず、社長面接。よろしく、頑張ってくれ、といっていただいた。この社長なら、ついていけると思った。次に順番が変だが、技術部長と面接。(技術力をみてもらったらしい)合格。

 さて、このCCCCの受験にはこんな思い出がある。技術部長とは喫茶店で早朝面接した。なんでも部長は面接終了時、「Xだな」と判断したそうである。で、ありがとうございました、と立ち上がっておたがい挨拶したときに、私が「よろしく御願いします」と手をのばしてきたそうである。(覚えていない)面接相手に握手をもとめる人間は、まずいない。おそらく、NNNNでの3年間が自然に握手の手をのばさせたのだろうか。「当社は今後、パートナーシップをいろいろ構築していかなければならない。この人は、こういう席で自然にこういうことができる人なのだろう」と○にしていただいたようである。いろいろあってCCCCでの働きは全く満足できないものに終わってしまったが、いろんな意味で個性的で魅力的な人が多かった。(一人も残っていないが。^o^;)

 最近、LLLLL社をうけた。採用。こんな病気になってしまっているため、また入社時に迷惑をかけてしまいそうだ。困った。

 しかし、私は採用する部門の面接は大丈夫だが、どうも人事面接がにがてである。というより、人事面接担当者はいつも気に食わない奴がおおい。本能的に人事関係者をみると、ぞっとする。

 面接をこれだけ受けて、かつ、採用面接をやたら担当すると、面接のコツみたいのが少しわかるようになってきた。(30代から40代の場合)

1.相手の会社が何をやっているか、それについてどう思うか。自分だったら、どう働けるのか、このくらいは勉強をして考えておく。(これすら答えられない人間が採用やってると多い。) また、自分の職務経歴は絶対に聞かれるのだから、100点の答えを用意しておく。

2.面接官が答えてほしいと思っているとおりに答える。XXXは問題ないですね、といってるのに、変につっこまない。さっと答えておわらせる。

3.御願い採用して、という哀れみっぽい態度、表情、言葉は絶対だめ。逆効果。毅然としたほうがいい。

4.30代であまりハキハキ若者のような態度で、夢をかたらないほうがいい。おちついて現実的な話をする。

5.給料について、交渉に近いことをやらない。あまりにこだわって、駆け引きみたいなことはしないほうがいい。素直に希望をいうに留める。

6.服よれよれ、髪ばさばさで行かない。

7.面接官が嫌う人物像: きれいごと、たてまえ、こうあるべき、ばかり言う人。責任を人に転嫁しそうな人。上司の悪口が三度の飯より好きそうな人。和を「必要以上に」みだしそうな人。犯罪行為をしそうな人。経歴をしっかりと答えられない人。

8.質問を良く聞く。質問の趣旨にあわない答えをするのは絶対にまずい。なにか話さなければとか、まずいとか思って、ピントがずれていても話す人がいるが、それは間違い。むしろ、絶句したほうがいい。

 こんなところかなあ。こんなのにも気をつけたほうがいいぞ、というのがあったら、教えてください。