2000/4/19

 以前、外資、非外資の違いをかきました。今度は、大阪と東京の違いをば。

1.よく、大阪の人はせっかちで、赤信号は渡るし、動く歩道は走る、エスカレータは上るといいます。おおげさです。

 東京の人がまず梅田にいきます。すると最初に遭遇するのが、「あと何秒」という、あの有名な電光板付き信号です。あと青信号まで何秒とあっても、赤信号で渡ってしまう云々。確かに、あの梅田の信号では、赤でも渡ります。でもこの信号は例外です。大阪の他の信号には、そんなあと何秒はついていないし、ちゃんと青信号を待っています。動く歩道も確かに歩いているが、これも例外である。みんなエスカレータを上っているわけではない。TVなどで説明されているのはおおげさである。

2.電車をホームで待つとき、東京の人は並びます。大阪ではならびません。で、下車し終わるのを待ちません。8割がた降りれば、もう乗り始めます。ドア付近でぶつかりまくってます。

3.電車のシートで、東京では20センチあいてれば、つめて、もう一人座ります。大阪でこれをやると舌うちされます。大阪では、少しあけてゆったり座るのです。混んでいても。

4.大阪では買うときには絶対に「これ、なんぼなんねん」と聞くべきです。安くなること多いです。東京では、値引きはあまりないです。秋葉でのMDぐらいのものです。逆にいうと大阪では値引き交渉しないと、安くないです。

5.大阪では、駅の立ち飲みに、若いカップルがはいってます。横で変なおじさんが酔っ払っていても平気です。変な壁はないです。

6.東京の喫茶店は飲み物、サンドイッチ、よくてスパゲティ、カレーです。大阪の喫茶店はハンパじゃないです。ラーメン、焼肉定食、なんでもあります。

7.東京のラッシュアワーでは、ちょっとぶつかると、ギロっとにらまれたりします。結構気が短いし、神経質です。大阪の人はそのへん、寛大で穏やかです。

8.大阪では、みんな声、大きいです。ひそひそ話しをする大阪人はあまりみないです。特に電車の中で声でかいの気になります。東京の人は小さい声で話すのうまいです。

9.駅員が大変親切でおどろきます。経路なんか聞くと、東京の駅員とえらい違いです。朝、ちゃんと、おはようございます、と感情のこもった声でいってくれます。東京の駅員は、つっけんどうの人います。挨拶なんて問題外です。

10.地下街が発展しており、つくりが異常に複雑です。梅田地下なんかでは大阪の人でも迷うそうです。

11.大阪のうどんの汁の色が大変うすいです。大阪の人は、東京のうどんの汁はまず飲めません。「インクいれとんのか!」と怒ります。

12.大阪ではたこ焼きは大変うまいです。ほんとにでかいタコはいってます。東京では、たこの破片の入った、すごいまずい店が平気で営業しています。

13.大阪では納豆は食べない、はうそです。結構、納豆たべるようになりました。

14.大阪では会議で、感情的になるのは少ないです。東京弁の会議では、言い方一つで大喧嘩になります。大阪弁はすぐれたビジネス言語です。「あんた、なにいってんねん、あほちゃうか?」と「君は何をいっているんだ!バカか?」です。

15.東京の人の前で大阪弁をはなすと、「いやだな」と思うそうです。逆に大阪の人の前で東京弁をはなすと、「むかつく」そうです。危険です。

16.大阪では空きタクシーは、ルーフの上のランプが必ずついています。乗ると消します。酔っていても、空車がみつけやすく助かります。よい制度です。

17.東京では、駅・電車などで、倒れている人、奇声を出す人などがいても、知らん振りすること多いです。大阪では「あんちゃん、どないしたんや」と聞いたりします。振り向いたり、立ち止まったりします。黙殺しないです。ほんとです。都会の無関心は少ないです。

18.大阪の駐車違反には、凄まじいものがあります。たまげます。歩道を完全に閉鎖するような駐車違反をします。横断歩道なんかにもやります。

19.大阪では車線変更するときに、方向指示を出さないひとが多いです。

大阪の人はなんか、情にあついような気がします。