2000/4/13 油

 30歳までは信じられないほど、やせていた。もっと太れ太れと言われていた。突如、腹を中心に太りだした。今では見事な太鼓腹である。

 太ると同時に精神的にも変化があらわれた。やせてたときには他人になにか言われると、それが気になり胃が痛くなった。太ると全然きにならなくなった。なんか言われても「いいかげんなこといってんじゃねえ」と気にならなくなった。どっちが先かよくわからないが。

 でも、今の料理と名のつくもの、なんで、こんなに大量に油をつかうようになったんでしょ。日本人の典型的な食事というと、ごはんと味噌汁、魚の塩焼き。芋などの煮物。豆腐、納豆、漬物...油なんかつかわないですよ。だから、昔は日本人はやせていた。または適正体重?だった。

 今、ラーメンたべにいくと、大量の脂が浮かんでいる。わざわざ、仕上げにたっぷりと油をそそいでいる。んで、スープまでのみほしてしまう。

 世界中の料理を日本で食べられるが、ほんに油よくつかってますねー。半端な量じゃあないです。素材から出る油ならまだしも、味をよくする目的で油をそそぎいれる。ただでさえ、油を含む肉などの素材をたっぷり使っているのに。肉料理が多いだけで油はすでに取りすぎです。

 欧米のご婦人をみると、あまりやせておられる方は少ないですね。

 昔より確実に日本人は運動量へっているし、カロリーとりすぎ、太りすぎといっているのに、そんなこと知るかと平気で油をどんどん使う。

 この前、ご飯がいやに光っているので、聞くと、「テレビでやっていたので、ご飯たくときに、油をいれた」やめてくれー。にっころがし、焼き魚にまで、しあげに「油をぬります」。スープ、シチュー、カレー、餃子、ともかく油をそそぎいれます。 

 炒めるだけでも、油をたっぷり野菜に吸収させてますもんね。揚げ物はもう油だらけです。

 TVでの料理番組をみてると、ほんとにやたらに油を使う。健康にいいとかいってる野菜サラダに、だばーっとゴマ油をそそぐ。他の料理にも、仕上げに油を。油、油、油。

 あの料理専門家たち、自分が勧めている料理が日本人の健康にいいと思っているんでしょうか。わけのわからん健康食品ブームでなく、油の摂取量へらせば、100倍健康になると思います。奥様方も、亭主を油付けにすると、確実に寿命ちじんでますよ。3大成人病まっしぐらー。それが目的ならいいですけど。

 この油は体にいいんです、などといってる会社もある。健康のため、ゴマ油をとか、リノール酸だとか、うるさい。

 ともかく、油とりすぎですよ。こんな習慣まで外国のまねしなくてもいいかなと思うのですが。外国が健康のため、日本食に注目しているのに。わざわざ本家が逆をしなくても。

 油を大量に使用する料理方法が定着してきたので、自然にたべていても、素晴らしく太っていくはずです。

 「うちの亭主に栄養つけてあげよ」などと油っぽいものをわざわざ、食べさせます。今の日本人で栄養足りないなんてないです。

 油とりすぎ文化を撲滅しましょう。(別に食用油のメーカにうらみはないです)