2000/4/12 

 インターネットの伝送路に何をつかうべきか。今、考えられるものとしては、電話回線、専用回線、無線、衛星電波、などがあります。

 電話自体が、音(人間の声)を伝送するように作りましたので、大量のデータを送るのは難しいわけです。パソコン通信時代は、テキストデータでしたので、電話回線でいいわけですが。いま、静止画や音声、更に動画に伝送データが移ってきております。ISDNだって伝送の単位は64Kという人間の声の送信要件できております。

 衛星なんかも、便利なのですが、機材も必要ですし、かねも高いです。専用回線も高いです。基本的に専用回線はコンピュータらしいデータをおくるようになっております。ばかでかいデータはやはり苦手です。

 んで、今、ケーブルTVが注目されております。もともと、オンデマンドで映像(動画)を送信でき、双方向データ伝送も楽にできます。今のインターネットの伝送データの種類にぴったりなのです。なんといっても、同軸ケーブルなどを使っております。(光ファイバもつかいますが)これは、周波数的に膨大なデータを送れます。つまり、日本の道路と、米国の道路の広さの差を考えてください。

 衛星なんかと違って、気象にも影響されません。それに今既に、ケーブルが敷設してあるので話ははやいです。

 あのG氏も、日本の某ケーブルTV業者を買収しました。これには、ソニーのPS2と東急ケーブルTVとの提携の問題もあります。ソニーが押さえたケーブルのインフラを、G氏もほしがったわけです。どうしても、G氏はソニーを駆逐したいわけです。全面戦争です。ターミネータのように新しい敵として認識をしたわけです。

 ゲーム機もソニーに対抗。ケーブルTVも対抗。いやはや。あいかわらず貪欲で負けず嫌いです。(いうまでもなく、どっちの会社も従来の子会社のプロバイダももっています)

 東急ケーブルもまけていません。一社だけでなく、数社のケーブルTV会社で連合を組みました。そして、それらのケ−ブルインフラを統合するための会社もつくりました。着々と全面戦争の準備は整っているわけであります。

 しかも、インターネットをめぐる伝送インフラの戦争は更に今後、広がる予定です。ソニーは無線通信についても進出します!ソニーは一気にあらゆる伝送路を確保しようとしています。Gさんも、無線伝送路に注目するでしょう。

 バイザウェイ、我が家には、まだケーブルTVひけないんですよー。ちきしょー。きたとしたら、どっちの陣営のケーブルTVひこうか、まよいますね。でも、ケーブルの膨大な伝送帯域と、TVゲームが結びつくと、どえらいゲームがうまれそうですね。

 なお、光ケーブルなども更に伝送帯域を大きくするため、いろんな技術が開発されています。

 Gさん、昔衛星打ちあげるっていってたもんなあ。

 伝送路大戦争たのしみです。