WAPホームページへの道
突然、CDMA ONE携帯電話などで採用されているEZWebサービスのWAP規約に準拠する、WAPホームページを作ってみようと思い立った。携帯電話でも自分のHPをもってみたい。なんで、Iモードにしないかであるが:
1.国際標準であり、ノキア、モトローラなど世界の携帯電話メーカがWAP規約のグループに参加している。時間はかかるが、必ず最後は国際標準に落ち着くだろうから。
2.自分の携帯電話がCDMA ONEであるから。
もともと、このHP作ったのが、何かやってやろう、というのではなく、HP作成のおべんきょーを楽しみながらやりたい、ということであった。であるから、標準の方を選ぶのが、まあ、当然か。
ここで、私がつくっていく過程を同時並行でかいていきたい。
1.まず前提知識を仕入れなきゃ
各ホームページ( www.phone.com/japan , www.ezweb.ne.jp など)を見て、情報を仕入れ、概要をつかむ。これを見ると:
・サーバがWAP対応になっていないと、だめ。全てのサーバが対応しているわけではない。そして、かなしいがhi−hoは対応していない。
・ページ記述言語は、HDMLというものがある。
・デッキなどの、携帯電話のディスプレイを効率よく使うための新概念がある。
・しかし、簡単な開発環境ソフトウェアが配布されている。(初心者向け、一般向けの2つ)本も出版されている。
さらに友人から、tripodなどはすでに対応しているという情報をいただいた。他のレンタルサーバも対応していくとのこと。
2.コンテンツを考えてみよう
携帯電話でひっぱりたい情報って、どんなだろう。まあ素人でできる範囲だから、情報をブラウザで表示する程度にしよう。
読み物程度なら、家にかえってパソコンでゆっくり読めばよかろう。出先でほしい情報。うーん。リアルタイムで情報を手でつくるのは時間的労力的に無理だろうから、一般HPから、自動的に情報をださなきゃむりだろう。
方向としては:
・このHPから、携帯でみたいと思うであろうものをCGIなどで自動的に抽出する。
・情報はローカルメンバで価値があればかまわない。
・置く場所は、WAP対応サーバにあらたにHPを作成する。
次回までに情報項目を具体的に考えてみよう。
3.うーん、動いてしまった
友人に教えていただいてレンタルサーバに、ツールで作成したデッキを転送した。
んで、携帯電話でアクセスしたところ、あっさり動き出した!まあ、簡単!!
内容は、いまのは問わないでね。(本内容を抜粋しただけ!貧弱!!)内容はこれから考えます!
URL: members.tripod.co.jp/Ito_Dai/index.hdml
注意!: IEやNetscapeでアクセスしてもだめだよ!!EZWeb対応の携帯電話だけだよ!
4.お勉強の第一歩
本屋に行って参考書を買ってきたりして、勉強を進めていく。
わかったこと。
・通信事業者の専用線でつながれたネットワークが存在する。ここのサーバには、携帯電話の情報がはいってくる。だから、銀行・証券などのサービスも提供できる。
・そこから、更に一般のインターネットにつながっている。で、あるから、プロバイダサーバには電話の情報はこない(あたりまえだが)。
・一般のプロバイダサーバにも、WAPのページを作成できる。HDML言語で書くが、実はHTML(普通のWEB)も、携帯電話からアクセスできる。理由は通信事業者のサーバがHDMLに変換してくれるからである。もちろん、情報は相当ぬけてしまうわけだが。
・WAPのページを置くためには、そのプロバイダのサーバが対応していなければならない。「MIMEタイプの設定」ができていなけらばならないからだ。iモードでは通常のWEBと同じ。
・HDMLのほうが、コンパクトHTML(iモード)よりも言語としては強力である。
・簡易開発環境はWAPのほうが容易。シミュレートもできる。本格的ツールとしては、本家Phone.com社のサイトにもSDKがある。
・なんと、CGIも使用できる!
・WAPサービスを使用している通信事業者の、商品名が「EZWeb」(DDI)「EZAccess」(IDO)である。またCDMA−ONEでなければならないわけではない。(3重否定わかりにくい)
さてと、次は実際の開発方法について勉強してわかったことを書きます。
5.お勉強その2
新たにわかったこと。
・HTMLでは、1画面と1ファイル(転送単位)がだいたい1対1であるが、HDMLでは、1ファイル(転送単位)に、数画面をいれることができる。だから、転送後はその画面群の間は、電話を再接続しなくてもOK。上記の説明のファイルをデッキといい、画面をカードといっている。
・カードは、4種ある。DISPLAY(表示)、CHOICE(選択)、ENTRY(文字列入力)、NODISPLAY(処理するだけ)である。
・電話やメールを送信することも可能。
・電話機には、いくつかも簡単なアイコンパターンが格納されている。うまく使用すれば転送を早く終わらせられる。
・ENTRYカードでは本来、詳細に入力文字種、数、をフォーマットとして制限させることができる。でも、日本語入力のインプリの関係でフォーマットどおりにならないことがある。
・GOSUBという命令が存在するので、共通ルーチンのようにデッキ、カードを用いることができる。
iモードとページの作り方は異なる。日本はiモードという独自形式が普及し、以前のNEC 98のようなことにならないか、心配である。PCのように、いつかは携帯にも外資が大量に参入するだろうから、国際標準にあわせざるを得ないときもでてくるだろう。また、ユーザのみなさん(ページ管理者)の移行作業が必要になる時代がくるかもしれない。まあ、いまはNTTシェアは高いし普及時代なのだから、しょうがないのかも知れないが。