2000/3/13

 恐い童話(実は原典)がちょっと前に流行した。もともと童話は日本でも残酷で、かちかち山という、スプラッター残酷復讐ドラマが有名だ。(人間の皮はぎ、カニバリズム、火達磨蓑踊り、仲間と信じている友人を暗殺(溺死)など)これで童話ですもんね。

 ホラー的に恐いだけでなく、人間の特性を鋭くとらえていて恐い、というのも多い。童話でこんな話しがあった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 井戸の中に蛙が数匹暮らしていました。彼らはなかよく幸せにくらしていました。
 一匹がそのうち、幸せすぎてこんなことを言い出したのです。「僕らの王様がいない。」みんな同意し、神様に直訴します。「私達の王様をください。ほしいんです!私達の国が形になりません。」「どんな方でもいいです。王様を」
 神様は「馬鹿なやつらだ」と思いました。幸せに暮らせているのに、そんなものが本当に必要なのか、と聞きますがいうことを聞きません。どんな王様でもいいのかと念を押して、頭にきて、棒切れをなげこんでやりました。
 蛙たちは、大騒ぎ。ばんざいをくり返し、棒切れをあがめ、たたえる。崇拝する。自分達の王様ができて、うれしくてしょうがない。

 でも、そのうちに、だんだん、王様が何もしてくれないことに気が付き不満をもつようになりました。もっと、リーダシップを発揮して、導いてほしい。もっと強い王様を。話し掛けても何もいいことを話してくれない。こたえてくれない。
 とうとう、蛙たちの崇拝は、逆に軽蔑にかわる。上にのって、とびはねたり、けっとばしたりするようになりました。そして、再度、神様に訴える。こんな王様はいらない!

 「こんなぼんくら王様ではこまります。もっと、強い王様を御願いします。」神様は、お前らには、それが似合っている王様なのだ、というが、聞かない。なぜ、その王様ではだめなのかを訊いてもだめ。

 切れた神様は、元気のいい蛇をなげこんでやりました。そして、もう2度とその井戸を覗き込みませんでした。

 蛙は、元気で強そうな蛇をみて、大喜びです。万歳をして、あがめます。
 蛇は、最初、にやにやして、蛙達をみていました。しかし、蛙たちは、結局、王様に食われてしまいました。蛙たちは全滅してしまったのです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 しかし、童話作家というのは、ほんと、人間の特性をするどく捕らえているものである。恐ろしい。常に人間社会に起こることをあっさりと書いている。

 さて、PS2が最近、逆風にあっているようだ。しかも、わずかな不具合を徹底的にかかれている。不具合はSCEだってすぐに対応策をとるでしょうに。
 PS2については、早くリッジ程度のゲームが続いてほしいですよね。あの花火のゲームおもしろそうだなあ。

 PS2をある番組で懸賞でだしたら、100万枚を超えるはがきがきたそうです。

 Xボックスって、来年秋?。M社は出荷期限の約束を必ず守ります??もんね。他の商品で証明すみですし?まあ、2年はPS2は大丈夫そうですね。

 セガの株価が暴落している。PS2販売前のほぼ、「半額」になった。恐ろしい値動きで「投売り」がでている。そろそろ、また買いますか。この株は、極端に上下するので、やりやすい。