横浜市随筆
ここでは、私の住む横浜のよさを書いていきます。
1.伊勢佐木町
伊勢佐々町は私の大好きな商店街である。
昔、伊勢佐木町ブルースという歌を青江美奈という歌手が歌って大ヒットした。今、知らない人おおいんだろうなあ。
延々、歩行者天国の商店街が続く。野沢屋、松屋という百貨店があり、横浜の中心となる盛り場であった。週末は親子づれ、カップルなどで大変なひぎわいであった。実はこの伊勢佐木に、野毛商店街がつづいている。この2つのとおりを歩くだけで休みの日をつぶすことができた。(伊勢佐木をブラブラ歩くのを「いせぶら」という)横浜のマクドナルドの1号店もここだったように思う。ハンバーガーは今の価格の2,3倍だった。
今、どうなっているか、百貨店は、横浜松坂屋になり、丸井も撤退。横浜松坂屋は株価が低迷している。待ち行く人も、外国からこられた人が増えた。ホームレスの人も増えた。
この伊勢佐木の裏とおりが、親不孝通りという。ぼったバーが昔はならんでいて、うちの兄きがぼったくられている。今は....日本1の風俗ヘルス店街である。ここと国道の両側は、膨大な数の風俗店がならんでいる。(曙町という)両方とも、「すっごいですねー」の番組で有名になった。逆にこのへんの治安はよい。(なお、このあたりの風俗店街は、静かに膨張をつづけており、私の家が飲み込まれるのも時間の問題かもしれない)
夜になると、一丁目のあたりの顔はかわる。街角ミュージシャンが何組もやってきて、演奏をしている。たしか、ここから、あの「ゆず」が活動を開始したはず。若い人たちが、集まって、熱い演奏を聞いている。
この雰囲気は、なかなかよいものである。
今、伊勢佐木が結構さみしくなってしまったのは、例のそごう、横浜進出のころからである。当時はまだ、伊勢佐木は活況を呈していた。横浜駅で、百貨店戦争勃発、高島屋対そごう、と騒がれ、伊勢佐木は「お手並み拝見」という感じだった。結果は、高島屋、そごう連合の勝ち、伊勢佐木の負けという、想像しない結果となった。(なお、ポルタというそごうに隣接となった地下商店街も、客をとられる!といわれていたが、結果は逆で大量の客をひきこむことになった)
横浜ベイスターズ(誤り修正11/2:ブルーウェイブー>ベイスターズ Thanks Ogata-san)が優勝した年には、その勢いで伊勢佐木は、昔の活況を呈した。多くの客がきて、金をおとしていたようだ。しかし、その翌年から、またもとにもどりだした。
と、なんか寂しい文章になったが、伊勢佐木は大好きな町であることに変わりはない。
今日はここまで。
2.野毛山動物園
私の家の近くに、市営の野毛山動物園という動物園がある。入場料金はいくらか。なんと、ただである。
ちゃんと、キリン、象、ライオン、レッサーパンダなど、そろっている。立派な動物園である。金のなさそうなカップルもデートによくきている。
更に隣接して、野毛山公園という大きな公園もある。最高である。(私の子供のころには、野毛山遊園地があったのだ)
すばらしい休日用施設とおもうのだが、これが知られていない。信じられないくらい...
友人にはいくら話しても、「そんな動物園あるわけない。あったら知ってる。」「どうぜ、いつもはニワトリ程度だろ」とかののしられた。
ここは、おすすめである。家族づれ、カップルなどでぜひ行ってほしい。穴場である。ただし、裏をかえすと、ゲーセンとか、金のかかる施設はない。近くの売店で、コーヒー牛乳とおでんをとって、仲良くたべるのがグッド。
今日はここまで
3.横浜そごう
横浜そごうができて、1年間は例のからくり時計の前に、時報になると集まり、文字盤が裏返しになりだすと、「おおー!」と感嘆の声をあげていた。さすがに最近はほんのわずかしか集まらないが。からくり自体の演出はたいしたことないが、観客全体で盛り上がっていたものだ。
横浜そごうは、インターネットに力いれてないっすね。検索かけておどろいた。この時代しんじられない。
ここの「お好み大食堂」は夜バイキングをやっており、(寿司もあった)食べ放題・飲み放題で、3500円というやつだ。結構メニューもいいのだ。
この価格で食べ放題はよくあるが、飲み放題付きというのはすごい。
絶対にとくである。サラリーマンが宴会にも使っている。(うるさいが)資金的にくるしい2人にお勧め。 窓際にすわれば一応ムードはでる。
あまり知られていないようだ。(注:今もやっているかは不明。確認してからいったほうがいいよ)
4.青少年センター
我が家の近くに「県立文化センター」という施設がある。これは、図書館、音楽堂、青少年センター、青少年会館、婦人会館などが集合施設である。
ここは、文化センター、音楽堂で開催されるコンサートなどのいくつかを除き、ただである。使わなきゃそんである。
青少年センターには、1階文化ホール、最上階天文台(ただ)、プラネタリウム(有料。ただし馬鹿安)などがあるが、なんといっても圧巻が2階の科学展示室である。楽しく、かつ勉強になる展示品が大量に展示されている。ここにガキもといお子さんをつれていけば大喜びまちがいなしである。もちろん、全てが科学の展示なので、大人も楽しめる。
というわけで、私のおすすめ休日お子さん接待コース。まず、科学展示室につれていく、あきたら、プラネタリューム、次に天文台で黒点観測、最後に売店でおかしとジュース。出てから、図書館で本をよませ、一冊興味をもったものを借りさせる。
それでも満足しなきゃ、みなとみらいにつれていけばいい.大観覧車にのせて終わり。
!!!ともかく、お子さんのいる方はいかなきゃソンだよー!!!
新横浜駅から歩いて5分くらいだろうか。駅近くの交番の入り口に「ラーメン博物館はここ」という地図がはってあり、更にコピーした地図が配布されている。そのくらい、人気のある場所というわけだ。
あえて、このコーナにここの記事を書く必要などないくらい有名な名所ではある。
入場料は300円。TVでも紹介などを見ていて、「全国のラーメンやさんを集めた長屋的ラーメン店だろ」と思っていた。入場料など取るのかい、しかも300円も。と思っていた。しかし、中に入って、全くの間違いであるとわかった。まさに「博物館」である。そして体験するために、ラーメンも食べれるようになっている、というイメージである。展示物なども、実に充実している。300円なら、安いといえる。
1.展示物
ラーメンの歴史を説明した展示。水戸黄門が始めてラーメンたべた日本人なんすね。また、昔の歴史的インスタントラーメン、カップラーメンの膨大な種類の展示。懐かしいラーメンの袋が並んでいる。屋台も展示。
実に沢山のドンブリ。チキンラーメン開発話。などなどラーメンの全てがわかるといっても過言ではないでしょう。博物館の名にはじない充実度です。
パソコンでTVゲームもできるようだ。(やらんかったが)また、ラーメン屋の検索DBもあるけど、1件検索料金100円、うーん。
2.ショップ(お土産やさん?)
オリジナルのラーメンや、全国のめずらしいラーメン、おかし、ドンブリ、などなどが展示販売されている。
ここのラーメンは高価なものが多いようである。200円から300円くらいだろうか。
私はここの「ニンニクチップ」が好きである。にんにくを細かく破片にして、焦がしたものである。これをラーメンにいれて食べると大変うまいそうである。ラーメンの街にある「こむらさき」さん秘伝のラーメン具である。600円。
3.再現昭和30年代の街
圧巻である。30年代の下町の町並みが完全に再現されている。ここを歩いていると、私あたりは子供のころの近くの町並みを思い出してしまう。まさにこのとおりだった。
再現はハンパではない。床屋、バー、映画館、銭湯などの様子が再現され、街の張り紙(特にこの張り紙の懲り方は気合がはいっております)、かかっている下駄、こわれた戸、素朴で汚れた看板、映画(地球防衛軍、酔いどれ天使など)のポスターも。
天井は、子供のころの心象風景で必ず出てくる、夕焼け空であり、いろんな町並みの「音」も再現されている。
民家の再現度も高く、思わず、引戸をあけて挨拶をしたい衝動にかられる。銭湯なんかもほんとに、ここで入れたら面白いなと思う。
40歳以上の人たちには、楽しい時間を過ごせる施設である。(10、20台の人はどう思うのだろうか)
4.駄菓子や
駄菓子屋さんもある。店員さんの女の子も、セーラ服のスカートに青ジャージや、割烹着などである。
ふ菓子、あんず、銀球鉄砲、あめ、黒棒(砂糖)。よくそろえたね。なつかしい。やたらかいこんだけど、570円でした。びー玉式ラムネもよく冷えていた。ベーゴマの種類も多く、沢山おいてある。
できれば、「お楽しみ袋」「好きなところをぼこっと押して、でてきたものを取る、くじみたいの」を置いてください。
5.立ち飲みや
ここではホッピーをのむ。焼酎をホッピ−という液体で割る。飲みやすく、強烈な酔い。もちろん、ビール、サワー、枝豆なんかも用意してある。
6.ラーメン屋さん
全部で9軒のラーメン屋さんが入っている。どこも食券を自動販売機でかうことになる。また、食べ歩きをしやすように、ミニラーメンが用意されている。ラーメンの値段はどの店もそんなに安いものではないので注意。
九州、北海道、横浜、東京、京都と全国のラーメンが揃っている。どこも非常においしそうで、必ず、迷ってしまう。
ここの「こむらさき」(熊本ラーメン)の「チャーシューメン」900円は非常にうまい。例のニンニクチップの香りと、こくがあるのにしつこくない、とんこつスープ。喉越しのいい麺。とろけるチャーシュー。最高である。
7、総評
ここにはぜひ行くべきである。30年代のノスタルジーに浸りながら、おいしいラーメンとホッピ−を飲むことができる。そして、ラーメンの薀蓄も学ぶこともできる。
親子でも、カップルでも不倫でも?実に楽しくすごして、みやげのラーメンを買ってかえることができる。
難点は、そんなに中は広くない、特に町並み再現で、通路も狭い。ラーメン屋の総席数もそんなではない。だから、混んで来ると人間渋滞状態になる。だから、曜日、時間帯によっては、入場制限で待ちが発生し、中にはいったあとも、混雑し、ラーメンも食べるのに待ち、という可能性がある。やはり、平日か、休日の速い時間がいいのだろうと思う。
ここは従業員も多いし、設備のメンテナンスも大変であろうと思う。頑張ってほしいものだ。
よくこのような楽しい斬新なアイデアの施設を作ったものである。創立者に敬意を表したい。横浜の誇る必須エンターテイメント施設であることは間違いない。
伊勢佐木町1丁目の、かつて「丸井」のあった場所に、PIA STATIONという大アミューズメントビルがやってきた。1Fから4Fまでに、パチンコ&スロット屋さん、5F−6Fがゲームセンター、そして、7F,8Fの2フロアーが、「横浜カレーミュージアム」である。
ここが開店してからは、伊勢佐木一丁目をとおるとわかるけど、町全体に、かすかにカレーの香りがしているようだ。
ここは規模は小さいが、やはりカレーをテーマにしたテーマパークになっており、既にヒットしたラーメン博物館を意識していると思われる造りで、カレーに関する数々の歴史的な展示、おみやげ屋さん、そして数軒の味自慢のカレー屋さんから構成されている。ただ、ここは入場料は、無料である。だからお金がかかるのは、カレーを食べたり、おみやげを買うときだけである。
1Fからエレベータであがるのが一般的だと思うが、エレベータを操作する女性が既にインド風の服装をしてくれている。また、係員もみんなインド風などのカレーに関係した服装をしている。そして、やはり、コンパクトではあるけど、カレーが日本に伝わったころの懐古調の町並みのようなものも再現されている。お客さんには、カップル多数、家族つれそこそこ、というところか?
展示を見ていると、ああ、そういわれてみれば、ラーメンだけでなく、カレーも日本に伝わり、日本で独自に発達し、定着した食文化なのだなあ、と理解できる。さらに、日本の歴史のそこかしこで、カレーは重要な位置をしめていたようである。懐かしいポスターもはってある。「はやしもあるでよ」のポスターもはってあった。日本人はカレー好きだなあ。
お土産やさんには、各店のカレーがレトルト形式で数種類販売されている。この中身と炒めた野菜、肉を混ぜれば、本格カレーが楽しめるというわけだ.私は、カシミールカレーの極辛を購入。(600円)
さあ、いよいよ、カレーを食べよう。全部で7店の全国から選ばれたカレー屋さんが入っている。インドカレー3、タイカレー、横須賀海軍カレー、和風、インドカレー&欧風カレーとなっている。ここもラーメン博物館のように、量半分カレーのようなものがあるので、何件もはしごする際にはこの半分サイズのものを注文するとよい。
私が今回はいったのは、「ハマヌーン」であり、一番、インドのカレーそのもののカレーのようである。実際に、インド人のコックさん3人が調理している。チキンカレーを頼んだが、まさにインド!日本人がカレーと思い込んでいるものとは、まったく違うので、それは心しておくことである。
出てきたカレーについて話すと...まずライスであるが、ご飯粒が、一粒一粒離れており、なにやらツヤがある。べとべとさはまったくない。カレーには大きなチキンの身が2つ入っている。でも、具らしく具はそれだけで、じゃがいも、にんじん、たまねぎ...まったく見当たらない。ただ肉だけである。そしてルーも、どろっとしたものでなく、スープのようなルーである。日本のカレーのようなコクのある味でなく、スパイスのきいた、というか、スパイスそのもののルーである。香辛料のミックスである。確かに、TVなどで、インドの人が、インドでカレーをたべている風景を見ると、このようなカレーが映っている。一瞬、日本人はなんだこれ?と思うかもしれないが、じっくりと味わうと、その香辛料のミックスは複雑な味、香りであり、じっくり味わうべきである。まさに、本場インドのカレーそのものが食べられる店なのでしょう。貴重な体験でした。
次回は、反対の「和風カレー」で日本産を味わってみたいと思う。伊勢佐木に行った際には、ぜひ、寄るべきであろう。(思わず、帰りにパチンコをしてしまうと思いますが)カレー好きは文句なく、行くべきである。