2000/12/6 また秋葉原

 秋葉原に、ハードディスクを買いにでかけた。私は、DOS/Vのコンピュータ用パーツは基本的にツートップで購入する。ここにいけば、まず一番安く買えるという経験則からである。もちろん、ものによっては他店のほうが安い場合もある。売れているものだけがおいてあるので、実績のあるものが多く、安心して購入している。また、初期不良交換期間もこのようなパーツショップでは長いので助かる。

 ハードディスクは、今ではULTRA100で7200回転といったものがほとんどだ。でも私は速度は気にしないし、大容量で安いものがほしかった。そう思っていたら、45GBのものが、14000円程度で購入できた。今のパソコンは8GBなので、一気に6倍近い容量となる。これで当分は容量にこまることもない。

 CPU,メモリの価格がここ数週間の間、暴落したが、いまでは完全に下げ止まっている印象を受けた。横浜などのショップでも最近は多くのパーツで秋葉原価格に近いものが提供されるようになってきている。しかしメモリとCPUだけはまだ、秋葉原にはなかわないようだ。さばく数も違うし、とくに鮮度?が重視されるものだからである。

 次に秋月電子だ。ここには、秋葉原らしい楽しい商品が多い。とくに電池の安さはすさまじい。ぜひ、一度いっておどろいてほしいものだ。ここで、いつも、ニッケル水素充電池を沢山かいこんでいる。今回は、DCのVM用のボタン電池2032を買いに行った。おそらく、一般的には250円程度でうっているのではないだろうか。しかし、ここでは、100円という超激安である。8個買っても、800円である。(消費税込み!!)

 少なくとも、ここ以上に電池の安い場所をきいたことがない。知っていたら、教えてほしいものだ。秋月ではパソコンがではじめたころには、メモリでもお世話になった。当時は秋葉原で一番安かったと思う。

 次にゲームショップに。気になったのは、セガドリームキャスト用ゲームの安売りのすごさだ。かなりの値崩れがおきているように感じられた。セガは頑張って、多くのゲームを開発しており、その数は大変なものだ。しかし、出すスピードがはやすぎるようなきがする。DCのユーザの購入資金は一定なので、どんなに素晴らしいゲームを連打しても、全部は買いきれない。だから、かなりのゲームが売れないことになる。これらが、値崩れになっていると思う。任天堂などは、しぼりこんだタイトルを、間隔をあけて出荷している。だから、コストと売上の比率は非常にいいものになっているのではないだろうか。せっかくいいゲームをだしても、しっかり売り切れないときついと思うのだが。

 いやはや、しかしパソコン売れてるなあ。我も我もと押し寄せ、購入している。まさに老若男女、パソコンを買おう買おうとよってきている感じだ。笑いが止まらないだろう。すこし前の、秋葉原におこった危機がしんじられない。今では思い浮かべることも難しいが、いつの日か、また、秋葉原に景気の悪い、冬の時代がやってくる。それまでに調子に乗ることなく、おごって過剰投資をすることなく、しっかりと企業も体力をつけてほしい。過剰投資で破綻している某百貨店や不動産を他山の石にしてほしい。

 さて日記風なのはここまで。はやっている店はだいたい安いし、売れ筋の商品をよくそろえている。しかし、驚くのは、店員の若さと、その説明である。この人、学生じゃないの?とおもいたくなるような、若い店員が多いし、いうまでもなく、扱っている商品に関して詳しい。さらにそれだけでなく、扱っている商品が「好き」なようなのだ。ある客が質問すると、豊富な商品知識を披露してアドバイスしてくれるが、その説明が「説明して楽しくて楽しくてしょうがない」といった感じだ。その店員自身が、もっとも、パソコンに愛情をもっているのだろう。つまり客よりも、その商品に「こって」いるわけだ。感じとして、商品に距離をおいておらず、客のだれよりも、自分自身がハマッているようだ、だから、説明を聞いていて、店員の熱意が伝わってくる。すると、この店で買えば間違いないようだ、という気持ちがしてくるし、買う気がなかったけど、かっといたほうがよさそうだと、思い出す。俺も彼のようなシステムを組んでみようかと思う。

 なんかにてるなと思ったのが、渋谷のカリスマ店員である。自分がパソコンにハマッているからこそ、客をひきつけて購入させることができるのかもしれない。そういう販売員をそろえなければならない時代がやってきたのだろう。単に、礼儀や接客姿勢だけではもうだめなのだ。

 セガについてであるが、一時「セガってだせえよなあ」と子供に言わせるコマーシャルがあった。私はあれは失敗だったと思う。たしかにセガについて、多くの人間が関心を持ち、覚えてくれたとは思うが、あまりにイメージが悪く定着したと思う。今、セガといえば「ゲームがうれなくてこまっている企業」というイメージがすっかり定着してしまったようだ。売り場で若い人たちが、セガのゲームはうれてねえ、うれてねえなあ、といっているのをきいていると、購買意欲をそそるイメージとは思えない。誰でも、ダセえものや、うれてないものを自分が買おうとはなかなか思わないものだ。セガというと。彼らが生み出したゲームについて語られるよりも、売上などについて語られるようになってしまった。 

 以上、秋葉原つれづれ日記でした!