2000/11/24 PSO

 今、完全に「ネットワークゲーム」というものの魅力に取り付かれております。ジャンキー状態といっていいでしょう。だって、すでに40時間以上をこのゲームに費やし、それでもアキがこないのですから大変です。

 PSOとはSEGAのドリームキャスト用ゲーム「ファンタシースターオンライン」の略です。SEGA TVgame特別ページでも紹介させいただきましたが、ネットワークに接続して、多くの人間と同時に冒険ができるものです。グループを組んで、冒険にでかけます。ゲームの内容は残念ですが、発売日まで公表できないのです。でも、おもしろいです。

 ウルティマオンラインなどの、ネットワークRPGはいままでもありましたが、今回のDCのPSOはこれとは以下の点でことなると思います。

1.高額なパソコンがいらない。
 PSOをやるには、DCとゲームで3万円あればOK。ウルティマではパソコンが必要。ですから、より広範な顧客層に広がります。

2.グラフィックの美しさの「桁」が違う。
 非常に美しいです。しかも、3次元です。遊んでいる人間が感じるリアリティが違います。

3.日本語でも、外国人とゲーム可能
 ソニックチームの努力で、なんとか可能になるようです。詳細は書きません。楽しみです。英語の壁に気後れしなくてもいいようになるかもしれません。

 さて、今回は、ウルティマとの比較ではなしに、コンシューマ機での他のゲームとの比較です。

 このネットワークRPGを体験すると、もう、コンピュータがすべて制御して登場人物を作り上げている今までのRPGは物足りなくなり遊べません。このゲームでは、画面に現れる人間は、実際に誰かが操作しているのです。冒険のリアリティが違うのです。正式発売されれば、このPSOジャンキーが続出すると思われます。今はシナリオ通りに動作するRPGが主流ですが、ネットワークに対応しないと、そのRPGはきえさることになるだろうと思います。すでにFFはネットワーク版の話もでており、それは大変よく理解できます。人間同士が作るドラマには、どんなに巧妙につくられたシナリオもかなわないでしょう。シナリオは一度やったら、かなりアキがきますが、ネットワークゲームでは毎回新鮮です。

 問題は、電話代です。一度チームくめば、2,3時間かかりますから、この点を解決しなければなりません。通常のダイアルアップではきついでしょう。どうしても、テレホ−ダイか、常時接続になります。現時点では、正式にはケーブルTV各社と連携しているようです、でも、ファンは、かまわず、フレッツISDNとくみはじめました。 専用の「ブロードバンドアダプタ」を購入し、これにルータやケーブルモデムのイーサネットケーブルをつなぎます。

 PSOは正式には、このアダプタ、略してBBAには対応していないようです、でも、私のとこでもなんとかトライアル版はつながっています。一度、つながってしまえば、正式であろうがなかろうが、もう動作させざるを得ません。でも、この常時接続でDCがリードをとったというのは、大きいと思います。

 コンピュータのネットワークSEが、ゲームサーバの仕事を多くてがけるようになるでしょう。PSOトライアル版をやっているメンバは、BBA+フレッツを真剣にみな考えているようです。すでにPSOトライアルはじまってから、BBAは売り切れ状態になっております。

 PSOは、ゲームファンに、ネットワークに関する関心を目覚めさせ、ノウハウを蓄積させることになります。家庭にネットワークを構築させるでしょう。なぜなら、PSOを常時接続で楽しみたいから、必死になって、やれ、グローバルIPアドレスだ、マルチNATだ、ルータのフィルタリングだ、IPマスカレードなんだかんだと、勉強して、システム構築にとりくんでいるようだからです。こんなことを学校で勉強したらつらいのですが、ゲームやりたさだと頑張れるのです。

 PSOは、SEGAの業績に貢献するかはわかりません。(サーバ代も安いので)でも、明らかに家庭用ゲーム機での革新的できごとであり、ゲームファンたちに、変質をせまるものなのです。

 さあ、12月21日はどうなることでしょう。サーバパンクしませんように。あと、SEGAさん、ぜひ、新型キーボード、もっと見やすく打ちやすく改善してください。