伊藤大作のHP SEGA TVgame 特別ページ 2

ドリームキャスト用ブロードバンドアダプタ使用体験記

 11月19日、我が家にドリームキャスト用のブロードバンドアダプタがやってきた。早速、DCに接続して、ネットサーフィン、あつまれ!ぐるぐる温泉BB、PSO体験版をやってみた。その体験記である。

 (注意:以下の記述は単なる私の体験を書いただけで、動作の保証などをするものではありません。記述内容について誤りがある可能性もあります。SEGAアナウンス面以外の点については、ご自身の責任でお試しください。)

1.私の環境とねらい

 ISDNに、DSU,TA内蔵のダイヤルアップルータ(MN128-SOHO-Slotin1.30)を接続しています。アナログポートから、電話機に接続。イーサネット端子から、自宅のLANに接続しています。

 今、フレッツISDNを申し込み中であります。(大変混雑しており、設置まで1ケ月くらいまだかかるもよう)

 フレッツがはいれば、アナログポート経由でない「データ通信」に関しては、電話代金固定で使い放題となります。SEGA DCのゲームは、大きくネットワーク対応に傾斜しており、存分に楽しむには電話代が問題となります。ここをフレッツISDNで接続できれば、OKとなるわけです、SEGAサーバへの使用料金だけで何時間でも電話代金をきにせず楽しめます。

 もちろん、プロバイダ料金も必要です。しかもフレッツを使うためには、プロバイダがフレッツに対応していなければなりません。運良く、私の加入しているHI−HOは対応していました。固定料金で1800円/月です。

 DCをなんとか、LAN環境に接続できなれければならないわけです。DCには、モデムがついています。ソフトもモデム前提で作ってしまってあるものが多いです。なんでも、DC用のブロードバンドアダプタなる商品があり、これは、イーサネットケーブルがつくとのこと。イーサネットつくんなら、LANにもつながるだろ、と思いました。

2.情報収集

 しかしインターネットで調べても、「ケーブルTVのインターネットなど」と書いてあるばかりで情報は非常に少ないです。そもそも、ケーブルTVのケーブルモデムなるものが、どんなものかがわかりません。はたして、ダイヤルアップルータに接続できるのか?わからないのです。個人の方のHPを見ると、OKのようにかいてあります。ええい、買って試してみようと購入してしまいました。

 インターネットで購入しましたが、ここにも、ケーブルTV前提のようなことが書いてあります。大変不安ではあります。

 ここは私の予想ですが、通常のダイヤルアップルータでも可能です、なんて、公式にいってしまうと、いろんなLAN環境があるし、機器も異なる、またプロバイダも違いもあるので、何がおこるかわからない。動かないとか、問題がおきたときの調査、解決が難しいわけです。なによりもサポートを全部やらなければなりません。ネットのサポートは大変なのです。ケーブルTVであれば、ネットまわりのサポートはケーブルTVがやってくるわけで、この点は助かります。

3.梱包の中身と接続

 さっそく中をあけます。取り出したブロードバンドアダプタ(BBA)を取り付けます、まずDCから、モデムを取り外します。私は、ネジとめとかしてあると信じていたのですが、なんと、パチンとはまっているだけなのですね。つめを起こしてはずして、そこに、BBAをはめます。30秒です。

 付属のブロードバンドパスポートを起動して、設定をしますが、なにも設定するものがありません。全部、そのままの設定(自動、自動...の連続)でした。そして情報を記憶させます。設定のパラメータですが、電話番号がない程度で、普通のパソコンをLANカードでLANに接続するときと似たようなものでした。ケーブルTV対応装置というよりも、私には単なる「DC用LANカード(NIC)」にしか見えません。

4.起動

 まずパソコンを起動し、インターネットエクスプローラを起動して、ルータをアクセス。(ルータのすべての操作は、エクスプローラでできます。管理ソフトをいれなくていいので、らくです)すると、ルータの操作画面がでましたので、手動接続でHi−Hoに接続しました。フレッツがはいれば、もちろん、自動接続にしますので、もうパソコン操作はいらなくなりますが。

 接続できたら、もう、自宅のLANはインターネット接続完了です。DCにイーサネットjケーブルをさして、再起動。ブロードバンドパスポートでインターネットをつかってみると、一発で、OK!!いやあ、簡単でした。モデムと違って、接続の時間がほとんどなく、あっというまです。

 私のルータはDHCP機能がありますので、DCもルータからIPアドレスをもらってくれます。さらにマルチNAT機能で、ローカルIPアドレスが、自働的にグローバルアドレスへの変換されますので、ぜんぜん問題なかったです。

5.ぐるぐる温泉BBとファンタシースターオンライン体験版

 ぐるぐる温泉はBB対応とうたっており、まったく問題なし(あたりまえか...)

 問題は、PSOです。これは、簡単に数時間の接続をしてしまいますので。PSOは見知らぬネット上の人間とチームをくみます。ですから、つい、チームから脱退しづらく。ずるずるやってしまいます。(楽しいですが)

 起動して接続をしようとすると、BBAは正式対応ではない、との警告がでます。そのまま接続すると、あっというまに、PSOの世界に入れました。(ユーザ照合くらいしかしていないのだからあたりまえだけど)

 少なくとも、PSO体験版は私の環境ではまったく問題なく、楽しみあそべました。(つい、3時間もやってしまいましたー(涙))PSOの公式HPを見ても、BBA対応は未定だと書いてあります。なんの保証もありませんが、今から、正式版では対応をはずす、というのは難しいのではないでしょうか。(少なくとも私はただではおきません)

 サーバ利用料金はいずれも数100円/月ですね。私個人としてはBBAでのアクセスでは1000円くらいにしても、納得できます。PSOをつなぎっぱなしにして、楽しめるのですから。

6.対応ソフトと今後

 対応ソフトは、パスポート、温泉だけです、でも、PSOも対応してくれると信じていますし、今後のネットソフトも全部対応してほしいです。SEGAにとっては、みんな繋ぎっぱなしにするだろうし、サーバが大混雑になることがあきらかなので、慎重にしなければならないのでしょう。でも、サーバが混雑するから、といって、わざわざユーザに電話代金を払わせ、それで混雑緩和をしようというのなら、それはまずいです。サーバ料金をあげてくれたほうが、100倍うれしいです。

 でも、データをダウン、アップするだけ、情報ページをみるだけ、というのであれば、対応しなくても私はいいと思います。通信対戦などで数時間はつなぐであろうものだけ、対応してくれればOKではないでしょうか。現在の対応状況で私は満足です。ですから、あとは、バーチャロンなどの通信対戦ゲームをバージョンアップ時などに、順次、BBA対応をしてくれればいいでしょう。フレッツなどが現れて、もう、イーサネットでDCをつなぐのが主流なるのは、どうみても明らかなので、どんどん対応していってほしいものです。

 

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