2000/10/28 ああ勘違い

 人間はいろんな思い違いをしているものです。他人から見たら、びっくりするようなことですが、本人はそれが常識と信じています。ある日、なにかのきっかけでそれが、明らかになり、本人も誤っていたとしってびっくりします。

 おそらく本人も読まれると思いますが、名前だしてませんので許してください!

1.ある人が、一面の田んぼの中を車で走っていた。助手席の女性がつぶやいた。「うわー、すごい一面の『にら畑』きれいねえ。」八百屋さんでニラが安いのは、日本中でニラを栽培しているからと思っていたのです。

2.金メダルをもらって大喜びしている選手、涙を流している。それをTVでみていた老婦人がつぶやいた。「あれだけの金もらえればうれしいだろうねえ。大金もちだもんね。あの金いくれくらいで売れるのかねえ。」どうも、金メダルをもらって喜んでいるのは、「貴金属の金」をもらえて、その売却益で金もちになれるからだと思っていたらしい。「あの金メダルは全部金というわけではありませんよ。」「そうなの。あほくさ。じゃあ何がうれしいのやら。へんな人だねえ」

3.LINUXを登場時、リニュックスと読んでいた私。友人に「これからはリニュックスだぜ」「お前、技術者のくせにリニュックスも知らないのかよ」と叫んでいた。

4.かながわけん、を香奈川県と書くものだと信じていた友人(23歳)

 みなさん、なにかスゴイ勘違いをされていた例をご存知でしたら、ぜひお教えください。

 黒柳徹子さんは、ゴルフの村上プロとの対談前まで、「ゴルフには、カップは一つしかない。その一つのカップに向けて、全方向から、全員の参加者が玉をうっている」と思われていたそうです。

 AppleのMACの描画ルーチンを作った天才プログラマですが、彼はXeroxのハードウェアによる描画クリッピングをソフトウェアで行なっているものだと勘違いして驚嘆し、負けずにあの芸術的描画ルーチンを開発したそうです。これはソフトウェアでクリッピングを実現していました。こういう素晴らしい勘違いをぜひ、我々もしたいものです。