2000/8/5 DDTプロレス

 久しぶりに(30年ぶり?)にプロレスを見てきました。

 DDTという団体です。DDTといっても殺虫剤(ジクロロ・ジフェニール・トリクロールエタン)ではなし、ダイナミック・デバッギング・ツールでもなく、ドラマティック・ドリーム・チームの略です。

 いっぱいでしたが、会場は狭いので全員リングサイド席って感じ。150人くらいでしょうか。料金は4000円。女性ファンも多く、活気があります。

 いやー面白いし興奮したです。

 面白い試合が「アイアンマン・ヘビーメタル級選手権」。これは、なんと24時間、どこでも、フォールすればベルト移動という凄まじいルール。だから、寝ている間でも、移動中でも、控え室でもどこでもチャンピオンを襲っていいのです。また、誰でも挑戦していいので、レフェリーまで、そのタイトルを狙っています。タライがおちてくるようにワナを仕組んで、チャンピオンをはめて、ベルトを奪います。面白いのなんのって、爆笑です。

 どうやってこんなのを観客に見せるのかというと、場内のスクリーンの映像で場外での争奪戦を見せてくれるのです。映像と現実がリンクしており、奪い取ると、そのまま会場にはいってきて、雄たけびをあげます。

 レフェリーがお嬢さんなのにも驚きました。レフェリーはおじさんと相場がきまっていたのですが。

 鍛え上げられた体ですね。殴り蹴られる音がバシ、ドスと聞こえてきます。人を殴って音が場内に響き渡るというのはすごいことです。たたきつけられ、飛んで体当たりをして、ファイトします。体をはった、商売です。迫力に圧倒されました。高木三四郎というメインイベンターは試合に勝つと、そのまま、ロビーに出て、ギャルに取り囲まれ、撮影、サイン、演説会がはじまります。

 経営者まで登場しドラマを盛り上げます。ストーリとして、経営者と組んだチームと、経営者から嫌われ追放の危険にあるチームがあります。社長がまたよく登場するし、しゃべるんだ。「高木、君はもう引退しなさい!」とか。

 観客を楽しませるために、コミカルな試合あり、ストロングスタイルの正統派の試合あり、パフォーマンスあり、若さと活気にあふれています。工夫されていて、映像と試合の完全リンクなどは素晴らしいアイデアだと思います。汗を流し体をはり、知恵を出しています。

 プロレスはいつ見ても面白い。ぜひ、みなさんも見に行きましょう!カップルも沢山見に来ています。女性も大興奮してました。5、6試合あって、4000円は安いよ。

 DDT HomePage: http://www.ddtpro.com/

  実はネットで知り合った人が、会場で売り子をやっている、ということで初めて会いにいったのです。ネットで写真や文章だけで、頭に浮かべるイメージと実物は違うものですね。

 DDTの選手として印象に残ったのが:

 木村浩一郎: 強い。いかにも格闘家といった体とスタイル。

 タノムサク鳥羽: なんとグローブをつけて出場(なんで?)。体は他の選手とくらべるとやせている。でも、キックボクシングスタイルで頑張る。やられると、なんか痛々しい。観客もつい味方をしてしまう。