2000/6/30 クレジットカード

 クレジットカード何枚もってますか?

 私、社会人1年目から死ぬほどカード作りましたよ。最初がJCB−JRカード。次が、日本信販(ニコス)−郵便貯金ーそごうカード。以下、DC−Master−大丸カード、VISA−阪急東宝カード。ピアカード。ここで、初めてオリエントカードの審査で落とされる!小田急フリーカード、丸井カード。セゾンーMASTERカードと続く。3年目あたりでなんと、ダイナースカードを獲得。JCBもこれを機にゴールドカードに変更。

 最近、青山で非常に強く勧められ、やむなく「青山−ライフカード」、DEODEOでやはりやむなく「DEODEO−ライフカード」を作る。作って1週間でライフはやばい状態に。(カードは問題なく使える)

 さて、こんだけ作ったけど、使ったカードというと...ダイナースとJCBだけ。あとはインターネットでVISA。映画館300円割引きで阪急東宝カード(見せるだけ)。一回も使っていないカード多し。これじゃ、カード会社もきついよね。経費ばかりかかってさ。作れ作れとうるさくいうけど、作らせたって、使わなきゃ、カード会社にしてみれば損失。

 この辺で最近のクレジットカードにまつわる話をば。

1.インターネットでのカード番号流通

 インターネットで買い物をする際に、カード番号を入力して購入できるところ、多いですよね。これって、よっぽど信用できるサイトで無い限りはやばいと思います。やばい買い物なんてしようものなら、間違いなく、カード番号(有効期限も含めて)が悪の組織・市場に流通されてしまいます。

 インターネットのアンケートに答えると、そのデータはよく、名簿業者に売却されますが、これと同じです。カードデータではお金が自由に使われるので、もちろん危険度は比較になりませんが。

 カード番号、有効期限、名前があれば、本人とみなされるという、クレジットカードのシステムはインターネットの世界では危険すぎる気がします。

2.飲み屋と風俗店

 よく偽造カードが話題になりますが、その元データはこのあたりで取得されます。カード支払いを御願いし、店員に預けます。預かってもっていって、店員がカードリーダでカードデータを読み込むわけです。で、闇の世界にそのデータは売却されます。

 今、どの店にも、信用照会するCATが置いてあるので、闇の世界のカードリーダとの区別が客はつきにくいのです。信用おける店以外では使うのも気をつけたほうがいいです。

3.サインを書かない人

 裏にサインをしないで持ち歩く人がいます。サインしないと、保険が適用されませんので、落としたときにはもう死にます。絶対にサインをするべきです。

4.子供に注意

 子供や同居人に盗まれて使用された場合には、絶対に保険は適用されません。ご注意ください。

5.請求明細をみない人

 送付されてくる請求明細をみないで捨てるひとがいますが、これも危険で、このときに、不正使用を見つけないと、もうだめです。保険請求が間に合いません。

 ちなみに人に聞いたのですが、カードをひろって一番うまく不正使用する奴は「つきに1万円くらい、すこしづつ使う奴」だそうです。30万とか使うと、落とした人はさすがに気が付きますが、1万円くらいだと、わからない場合があるそうです。

6.手数料

 手数料はカード会社と、加盟店の協議で決まります。信用のある店ほど、手数料は安いです。飲み屋なんかだと、10%くらいいきます。ですから、カードといえば、当然、支払い額に転嫁してきます。あまり、使わないほうがとくです。

 秋葉原でも、小さい店で、安売りしている店では、いやがられますし、手数料を客に転嫁してきます。現金でやりましょう。

7.カード利用制限

 カード会社の資料では、「このカードはXX円以上使えません」とか書いてありますが、以前、100万円つかったとき、電話を店がカード会社にいれて、「あ、OKですね。承認番号をおしえてください」といって、問題なく購入できました。どうも、カードの支払い実績とかで柔軟にきめられるようですね。

8.ダイナースカード

 一応、最高ステータスといわれています。「持ち家」「大企業の役職者」「30歳(だったか?)以上」が条件ですが、私は一つも該当していなくても、取得できました。紹介者が重視されるようです。

9.カードステータス

 現代ではゴールドカードにステータスなどないです。まあ、年会費10000円はらえるくらい金ある、程度にしか見られません。年齢がくれば、だいたい取れます。カード会社にとって、年会費10000円は大きいのです。ステータスと思っているのは本人だけです。

 今、本当にステータスあると思われるのは、「JCB ザ・クラス」とか「セゾンゴールドカード」くらいでしょう。こういったカードはハンパな金持ちじゃとれません。

10.ブラックリスト

 支払いができませんと(引き落とせないと)、ブラックリストに乗ってしまう可能性があります。ただし、1回目の支払い不可能は、大丈夫です。2回目はもうだめで、リストにのります。

 1回目は「うっかり」があるためです。2回目は絶対にさけましょう!

11.使いすぎ

 「けち気味」の人でないと、クレジットカードを持つのは危険かと思います。おしゃれに関心が強い人が持つのは特に危険です。ブティックなどで「あ、この服いい!」とかいって、ついカードで使ってしまうためです。

 浪費家が持てば、たちまち破綻し、夜逃げか、自己破産になります。

12、キャッシング

 キャッシングも危険です。クレジットカードのキャッシング機能というと聞こえがいいですが、利息はほとんど金貸しの世界です。今のカード会社は、キャッシングが一番儲かりますので、借りろ、借りろと勧めてきます。一部のデパート系カードなどは、キャシングでものすごく儲かっています。ほとんど消費者金融デパートです。若い人をできるだけ、カードに加入させようと力をいれています。親が支払いを保証してますので、助かっています。

 キャシングに手をだした人はまず破綻します。

13.ATM時間延長

 銀行のATMも最近は、休日、夜もつかえるようになってきています。そのため、カードのキャッシングを使用する人(ATMが使えず、緊急でキャシングで乗り切る)が減っています。

14.JCBがんばれ

 海外で使えるカードのうち、外資と提携せず、自力で加盟店開拓しているのは、JCBだけです。各地にあるJCBプラザなどは、日本語も使え、非常に親切です。JCBもっていて、海外旅行した際には、ぜひJCBプラザに電話をしてみましょう。

15.外国ホテルで

 外国のホテルでは、チェックインのときに、白紙(金額を書き込んでいない伝票)に、カードをインプリントし、サインしろ、といってきます。非常にいやな感じですが、しょうがないです。ただし、チェックアウトのときに、もう一度インプリントしますが、インのときにプリントした伝票を返して、と要求しておく必要があります。

 付随しますが、海外でカード使ったら、必ず、インプリントした伝票のうち、客用の紙を受け取るのは当然ですが、カーボン紙ももらっておいたほうがいいのです。

16.世界最古のクレジットカードって?

 ダイナースカードです。ちなみに、日本で最初に発行されたカードもダイナースカードです。最初、レストランなどから加盟店を増やしていきました。食事の支払いの便宜からはじまったので、ダイナースといいます。

17.なんで小売業は自社カードを作りたがるのか?

 顧客データのデータベース作成のためです。誰がなにをどのくらい買っているかを押さえることができます。また、ポイントバックで、顧客をかかえこもうとするためです。