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古い本
図書館の書庫でぼろぼろになった50年くらい前の按摩の本を見つけました。日本の按摩のルーツなど興味深いことが書いてあります。そして筆者の意見として「マッサージは心の鏡」という文章があり、そこでは「マッサージをしている人を見ればその人がどんな性格の人か、今どんな気分でいるかがよくわかる。嬉しかったり悲しかったりそういう感情は手技を乱すので良くない。平静な心を保つことが大事で、すなわちマッサージは心の研鑽であり、終生かけて修行すべき道である」ということを書いています。その通りだと思いました。マッサージをしてもらうとその人がどんな人か本当によくわかります。
その他、面白い記述としては、「マッサージの効能は疲労回復。暖かい人間の手でしてもらうことで癒されることこの上ない。薬物等他の手段は全くかなわない」(高価なマッサージチェア は本物のマッサージに勝てないのだ)、「マッサージの理論は@機械的な刺激A温度B摩擦で生じる電気 の3つでありこれらがリンパ液や血管の流れに作用し体調を改善する」(やはりそうなのか)、などあり、ヘンに今の医学の影響を受けていない古文書は面白いなあと思いました。(2005年9月25日記)


衝撃のハーブマッサージ
ワットポーで授業が終了した後、学校併設の施術所でいつものように300Bの1時間マッサージコースをお願いした。最初は普通に脚からマッサージが始まったのだがうつ伏せになり背中のマッサージになったとき、もう閉店間際だったため か施術師が突然ハーブ玉を手にして背中を押し始めた。本来ハーブマッサージコースはもっと値段が高く通常のコースでハーブ玉を使うことはないのだが、暖めていたハーブ玉を今日はもう使わないと言うことで特別に使用したのだと思う。私はハーブとかアロマとかそういうものには興味がなかったのでその日まで ハーブ玉は全く未体験な世界だった。しかしその想定外の気持ちよさに衝撃を受けてしまった。最初は遠慮してTシャツの上から押し付けていたのだが(シャツが染みになりそうなのでやめてほしかったが)、乗ってくると(?)シャツをめくり上げて皮膚に直に押し付ける。これがまたすさまじく気持ちいい。背中を蚊に刺されてかゆかったこともあるが、あの熱い湿り気と木綿のザラッとした肌触りが絶妙で、オイルや指圧とは全然違う病み付きになる気持ちよさである。驚いた。ハーブ玉によるマッサージは私なりに想像はしていたが全く違っていた。なぜ暖かいハーブで押すとこんなに気持ちがいいのか、よくわからないが気持ちがいい。お灸のようなものなのだろうか。あるいはハーブの成分が重要なのだろうか。がぜん興味が出て、ワットポーの近くにあるマッサージ用品専門店で売っているハーブ玉の値段を聞いてみると、30Bとか40Bでとても安い。レモングラスやしょうが等の材料を自分ですりつぶして作るのが正攻法なのだろうが、このできているのを使えば簡単そうだ。暖めるには、ホットプレート蒸し器みたいな機械を使うようだがこれは調理器なのだろうか、それともハーブ玉加熱器なのだろうか。どこで売っているのだろうか。温度は何度がいいのだろうか。いろいろな疑問が沸きあがってきた。 好奇心を抑えきれないので近いうちにWandeeのところに行って習うことになるかもしれません。(2005年9月3日記)

3年のキャリア
今年の夏休みはラオスに行きました。東南アジアでもっとも無名な国でありタイ、ネパールと並ぶ仏教国。何かいいものが見つかるかもしれない、と思っての旅先だったのですが、暑かった・・。人の良さはタイ以上で、ルアンパバンは小さなチェンマイと言う感じで雰囲気もよく、さすが世界遺産 でありました。小さいホテルもたくさんあり作りの趣味がよくいい感じでした。そして観光客向けのマッサージ店がたくさんあります。ラオス式と書いてありますが、チェンマイ式、ワットポー式を少しアレンジしたもので結局はタイ式です。注目すべきはその値段の安さ。タイの更に半額くらいの一時間300円くらいです。その安さもあり 勉強も兼ねて毎日マッサージを受けました。マッサージの勉強と言うのは自分がするよりもしてもらうほうが多くのことを学べます。今回の旅行でバンコクも含めて11回マッサージを受けましたが、 自分がするだけではわからないマッサージの極意がちょっとわかったような気がしました。その11回の中で最悪だったのが自称「3年間やっている」というお姉さん。雑この上なく、片手を遊ばせたりして明らかな手抜き。手抜きなだけでなく指圧の場所も強さもいい加減、気持ちよくないのに痛い。1時間なので最後まで何とか耐えましたが、途中で切れそうになりました。そこでわかったのが歳月は何をもたらすかと言うことです。実はマッサージの技術と言うのはたくさんの人間にすれば上達するものではないのです。彼女の場合、毎日毎日働くうちに、手抜きの方法を学んでいたのでした。技術は忘れていく一方です。これは彼女だけの話ではありません。もし、一押し一押しが的確か、習ったことから外れてきていないか、お客さんはどのように感じているか、そういうことを考えずに施術していれば 日ごと上達するどころかどんどん忘れていきます。技術を維持するだけでも、接客も学びの時間として一生懸命集中 する必要があります。しかし更に上達しようと思うと接客だけでは不十分です。この問題を解決し上達の方向に向かうにはどうすればいいのでしょうか。それはやはり、自分がされる側になることが大事だと思います。自分がされる側になることで、どういうことが気持ちがいいかわかるからです。できれば経験者同士で意見を交わしながら練習するのがいいでしょう。 今回10日間ほぼ毎日マッサージをひたすら色々な人に受けることによりワットポーの練習だけではわからなかったことがわかったような気がしました。言葉では表現しにくいのですがいいマッサージには共通項があるのです。その感覚は名人が施術しているところをじっと見ていても何となくわかります。マッサージの上達の秘訣は、一にされること、二に見ること、三にすること、という優先順位かと思います。
ところで、今回11回のマッサージで順位をつけるとすれば、1位はやはりワットポー、これはやっぱり別格。ここの人で下手な人を探すのは難しいでしょう。同点2位はビエンチャンの中国系の店の子。その子に経験を聞くと、まだ6ヶ月くらいとのこと。そして、3位はワットポーで4日間習った生徒さん、もちろんプロではありません。習ってから日が経っていないほうがうまいのではないか・・、そんな不思議なこと がわかったマッサージ旅行(ではなくてラオス旅行)でした。その他、へたでも一生懸命心を込めて丁寧にやってくれるとそれなりに気持ちがよく気分がいいこと、 痛さにはいい痛さと悪い痛さが明確にあること(センを押して更に刺激を与えるためそこからセンをスライドさせるテクニックは大抵表面の皮をつねって単に痛いだけに終わるので 、余程熟練しない限りまっすぐ押すほうがよい。いた気持ちいいというのは許容範囲だが、最高のマッサージはほとんど痛みがない)等、身体でわかりました。(2005年9月3日記)


マッサージで大事なこと
ワットポーに練習に行くと、日本人の方が練習しに来ていました。その方は既に2年くらい前に卒業したのですが時間があれば(毎日のように)練習しに来ているそうです。その方に一連の基本マッサージをしてもらったのですが、テンポが速い上にリズムがなく、押す場所も微妙にはずしていて気持ちが良くない、しかも相手の体を雑に扱うといった感じで上手だとは思いませんでした。同じ強押しでもうまい人だと指の面でじわーと圧をかけるのですが彼の場合、指が突き刺さるように入ります。次に交代して私が始めたのですが私が少し忘れていることもあって使う手を間違えたりするとすかさず「手の向きが違う!」等指摘してくれます。指摘自体は嬉しいのですが、言い方がいかにも偉そうだったこともあり(私より相当年下だと思う)、また指摘内容が順序や手の向きといった型のことばかりで、肝心のセンをはずしているかとか圧力が適正かといったことには無頓着でした。
この経験を通して、何年練習しても、本人の意識が型や順序ばかりに行っていると上達しないものなのだと悟りました。学校でシステマチックに学ぶ弊害として手順にばかり意識が行ってしまうことがあります。特に先生が相手でないとセンを的確に押しているかどうかのチェックも受けることなく、それが一番重要なことにも関わらず重要性を認識しないまま卒業してしまいます。改めて私なりに大事だと思っていることを列挙してみます。

1)とにかく相手を大事に扱うこと。寝ている人を起こさないような気配りと優しい扱いが大事です。手や足の位置を変えるのにどんと落としたりするのはもってのほかです。姿勢を変えるよう促すのにたたいたりするのもだめです。マッサージをするということは、相手に自分の優しさ を注入するという行為です。相手を慈しみ自分が持っているすべての思いやりで包み込むようなつもりでしないのならば、全く何のためにしているかということになります。雑なやっつけ仕事という態度は相手にすぐに伝わります。相手の心の動きを指先や掌で感じ取り、今どんな気持ちでいてくれているかを常に考え同期することが最低条件です。

2)タイマッサージというのは気(水、体液)の流れを整えるということです。圧をかけて滞った水を押し出しているようなものです。これが最も本質的なことで、これが適切にできるのであれば順序や体位、手の向きはどうでもいいといっても過言ではありません。ただ、習う体勢がもっとも効率よくできているのでこれを崩すのは、自分の筋力や身長といった個別の事情や癖でその方が確実にいいと思えるときに限ります。型や手順はある意味重要ですが、押すという個々の行為の方がもっと重要です。センを押せているか、その圧力で相手はどんな感じ方をしているかに集中し、押しながら自分が押されているかのようにその感覚を共有できるようになれば一人前だと言えるでしょう。

3)ゆっくりとしたリズム、タッチの入りはソフトに。よく唐突にガンガンと手を入れてくる人がいますが、そういう入り方だと体が構えてしまって硬くなり、相手の施術を受け入れないような状態になってしまいます。ゆっくりとしたリズムを守るということは、次に来るであろう指圧のタイミングを予測できるということで、これにより唐突さにびっくりすることがなくなり体は自然にリラックスしていきます。タッチをソフトにというのは、指圧の初期の段階は皮膚に指を乗せるようにして相手に今から指圧することを伝え、徐々に圧を強めるという押し方です。突き刺すように最初から強い圧をかけるとやはり体が恐怖に警戒してしまい閉じていってしまいます。相手を思いやる優しい気持ちがあれば普通はこういう押し方になるはずです。

わかったようなことを書いてきましたが、これらのことは自分が練習するばかりでは理解できません。下手な人、うまい人、先生、マッサージ屋さんと数多くの施術を受けることにより、うまい下手の違いがわかり、その違いは何なんだろうと考えれば誰でも上記のことを考えるはずです。タイで学ぶということは、タイでお金を払ってうまい人の施術を受けるということでもあるのです。(2005年1月9日記)

マッサージの本質
 マッサージを何かに例えるなら、何が適当か。どう説明したらマッサージの本質を説明できるかと長らく考えていたのですが、今日思いつきました。

  「マッサージは音楽のようなものです」

 いい音楽を演奏するにはまず楽器を選ばねばなりません。ギターかバイオリンかピアノか。それはチェンマイスタイルかワットポースタイルか、ママレックかプッサパーといった多くの流派から一つを選ぶのと似ています。どの楽器が自分に合っているかは実際に演奏を聞いたり、自分で演奏してみなければわかりません。マッサージでもそれは同じで、いろんな流派で施術してもらったり、人の話を聞いたりして自分が好きになれるものを一つ選びましょう。そして、その楽器を演奏できるように一生懸命学び、練習するのです。
 音楽大学では最低二つ以上の楽器の演奏技術が要求されるそうです。複数の楽器を演奏することで専門の楽器が持つ特徴と特質を理解することが目的なのだと思います。マッサージの場合も複数の流派を学ぶことはその意味で有効です。ただし、ディプロマコレクターになっても意味はありません。いろんな楽器を中途半端に演奏できるより、一つの楽器を上手に引けるほうがいいのは当たり前のことです。
 楽器を演奏できるようになるにはいろんなアプローチがあります。デュアン・オールマンやジミヘンのような天才は誰から教わるわけでもなく、超人的なプレーができてしまいました。音楽大学を出るだけが上達の道ではないのです。
 ある程度弾けるようになったら、自分の個性を出すことも必要です。聴衆のノリに合わせてアドリブで演奏するのもいいでしょう。客層によって演奏スタイルを変えるのも当然のことです。お客さんが満足すればアンコールに応えましょう。リクエストに応じて演奏するのもありです。
  いい音楽を演奏する、それは簡単なことではありません。技術を維持するだけでも大変で、日々練習し、どれだけできれば終わりということもないのです。マッサージも自分ひとりでやっていたらいつのまにか音程(セン)をはずしていた、なんてこともあります。生涯をかけて向上心を保てれば、年齢に応じた境地に達することができます。学習に終わりはありません。

 最後に私が言いたいのは、マッサージもまた、芸術の一つの表現だと言うことです。耳で聞く芸術が音楽、目で見る芸術が絵画、言葉で考える芸術が文学、そして体で感じる芸術がマッサージなのです。タイマッサージではリズムや流れがとても重要な要素ですが、こう説明すればなんとなくどんなものなのかわかっていただけたのではないでしょうか。(2004年2月12日記)


チェンマイスタイルとワットポースタイル
日本のプロの方たちの間でも時々、チェンマイとワットポーとどちらがいいかという議論があります。メインページで私はチェンマイスタイルが好きだと書いていますがそれは動作がタイ式らしさに溢れていて楽しいからです。人によってどちらが好きかの根拠は異なりますが、プロの人たちがチェンマイスタイルの方がいいという理由は、一部の「自分が出た学校、自分の先生が一番いいに決まっているから」というのを除けば、おおかた「古くから伝わる手技を多く残している(から真のタイ式と言える)」「流れがゆったりしていてタイ式の特徴がよく出ている(から癒される)」「ヨガや瞑想といった東洋医術的なものと密接に関係している(から治癒効果も高いはず)」という感じでしょうか。一方、ワットポー出身者はそういう議論自体あまり興味はなく、「いろんなやり方があっていいんじゃない」というスタンスの人が多いように思います。それは王者の余裕(笑)ということもあるのでしょうが、学校の教え方が極めてドライであるからではないかと思います。ドライというのは、まず講義自体がなく背景や思想を全く教わらないこと、複数の先生がばらばらに教えているため同窓生という一体感や帰属意識が全然生まれないこと、カリスマ的な校長が全体を支配しているわけではなく校長が誰かもわからないこと等の事実です。
で、話を戻してどちらがいいかという議論ですが、疲れる疲れないという点は、同じ時間で比較すると大差ないかもしれません。ワットポーは体重を指に乗せるので初めは腰と指が筋肉痛になりますが数日で慣れますし、握力を使ったり持ち上げが多いチェンマイ式は最初は疲れますが筋肉が鍛えられてくると同じく慣れてくるはずです。つまり、どちらかの流派の人が、たまに別の流派をすると違う筋肉を使うから疲れると感じるのではないかと考えられます。
治癒効果もどちらが上ということはないはずです。しかし、ほぼ1時間強で終わるワットポーと同じ効果をチェンマイ式で出そうと思うとたぶん2時間かかります。ワットポーはかなり合理的に整理されていてポイントをスピーディに攻めていくからです。これは客からすれば大きなアドバンテージといえるでしょう。日本での相場だと1時間短ければ6000円も安くなりますし、忙しい日本人は短時間で済むほうがありがたいです。店のスタイルとしては男性施術者が駅や空港の床屋のような明るいスペースでビジネスマンやOLをどんどんさばくような感じが適しているような気がします。
一方、チェンマイスタイルはゆったりとしていて当たりも比較的ソフトなのでリラックス効果は高いです。スキンシップも多いので癒されます。特に施術者の膝枕でフェイスマッサージをしてもらうステップなどはマッサージというより甘えているという状態です。暗くて雰囲気のある個室のようなところで女性施術者にリゾート感覚でやってもらうには最適といえます。
結論としては、治癒の「治」ではワットポーが(時間が短い点で)勝り、「癒」ではチェンマイ式が勝る(ただし優しいお姉さまにやってもらうのが条件!)といえるのではないでしょうか。
ひとつ確実にいえることは、やはり結局は人だということです。名人の域に達すると、客の指定した時間の中でオリジナルの構成を客に合わせて組み立てるようです。ですから、より多くの手技をマスターしていると時間に応じて適したほうを採用するといったように、お客さんへの適応性が高まりますから有利です。私も2時間以上やるときにはチェンマイ式を、1時間しかないときはワットポー式を主にして適当にオリジナルプランを組み立てて施術します。(2003年11月16日記)

先生の「テクニーク」
ワットポーで講習はテキストに沿って行われますので、どの先生についても身につくものは同じです。いや、同じはずです。しかし、実際には違うのです。二つの理由があり、第一は、先生が順序や省略を勝手にアレンジするのです。はっきりわかるのは太腿押しと背筋回転です。仰向け体位で片脚を真っ直ぐ上に上げ、エルボーで足裏を押した後に足を肩にかつぎ手のひらで太腿裏を押します。その次に自分の膝で太腿裏を押すのですが、このステップは先生によって省略されることがあります。同じように、座位で相手の頭の後ろに手を当てて左右に大きくねじるタイマッサージの象徴ともいえる技の後、自分が立ち上がって相手の軸を左右に回転させ更に上に引っ張り上げるストレッチ技も同様に省略されることが多いです。これは生徒の習熟度合いに合わせて先生が判断することです。テキストにはあるのですが、生徒の能力を超えると判断すると省略するのです。
第二の理由は、先生が自分の技を生徒に伝授するというパターンです。テキストになく、先生によって異なる秘技を伝えるのです。これは生徒がテキストを余裕でマスターしているとき、または生徒から積極的な質問が出た時に見せてもらえます。私の場合、そんなに優秀な生徒だったわけではありませんが、ワットポーセカンドの前にWandeeを受けたり、ファーストもよく復習してがんばったおかげで、セカンド受講時にシュラポン先生がよく「テクニーク」(なぜかモッタイぶってこういう言い方をします)を見せてくれました。これが面白いんです。タイマッサージっぽい深遠な匂いのする体を使った密着系の押し方で、「これをやったらなんだかすごそう!」ってなテクニックなのです。
テキストだけでなく、ここまで教えてもらえればお買い得感満点です。この手のテクニックは「友人のエアロビクスインストラクターが膝の裏の痛みに悩んでいる、どうすればいいですか?」とか質問しても、先生独自の方策として教えてもらえます。
つまり、言いたいことは、講習コースを履修するだけで満足しないで、上を見ればいくらでも学ぶことはあるということです。せっかくワットポーの一流の先生につくのですから同じ5日間でもどんどん腕を磨いてコースを超えた力を身につけることを狙いたいものです。これは5日間のレッスンだけでなく、その後再訪しての無料補講でも同じですから、上達して更に先生の「テクニーク」を教わるのがワットポーマッサージスクールの最大の活用法と言えるのではないでしょうか。(2003年10月15日記)

エンポリウム
勉強が終わった暇な時間にショッピングに行きました。MBKとサイアムセンター、その周辺で服やバッグでも買おうかと見ていたのですがどうもパッとしません。次にWTC地区(ワールドトレードセンター、伊勢丹、ZEN)に行ったのですがやはりパッとしません。露天で売っているようなものは安いのですが品質が悪いのでちゃんとしたブランド物を買いたいのですが意外によさげなブランドブティックがないのです。そこで以前映画を見に行ったことのあるエンポリウムに行ってみることにしました。エンポリウムはBTSのPhrom Phong駅に隣接していて簡単に行くことができます。大きさはWTCの半分くらいですが高級ブティックが多数入っていてショッピングに関しては私好みです。もちろんカルティエやビトンは輸入物なので私には買えるはずはありませんが比較的手頃なブランドもたくさんあっていいです。私の知る限りいいものを買うのであればバンコクで一番いいような気がします。ここはホテルやシネコン、レストランも多数あり雰囲気もいいのでお勧めできると思います。私は、スーツ2万円、Cerrutiジーンズ3本で2万円、通勤バッグ、トートバッグ、靴、パンツ等で調子に乗って7万円以上買い物をしてしまい、スーツケースぱんぱんになってしまいました。(2003-8-30記)

Hollywood Awards
ラチャダ通りにある巨大ディスコです。ネオンぎらぎらで遠くからでもすぐわかります。確か数年前に行ったことがあるはずなのですがそのときの記憶は「体育館みたいにだだっぴろいディスコだなあ、でもここでビール飲んでもどうということもないなあ」でしたが、それはHollywood Awardsではなく、すぐ近くにあるDance Feverだったかも知れません。どちらにしろ、巨大というだけで伽藍としていて面白くもなかったのでそれ以後行くこともなかったのですが、今回たまたま知人に連れられて行ってみて驚きました。ダンスフロアいっぱいにテーブルが並べられ踊るスペースなんかありはしません。テーブルの周りでウイスキーを飲みながら体を揺らしている人たちで満杯です。 すごい熱気です。そして大きなステージと中央に花道があり、その上でシンガーと20人くらいのセクシーダンサーが踊っています。このレベルが決して低いものではなく、ダンスも美人度もスタイルもいい感じで思わず見とれてしまいました。彼らが疲れてくると引っ込んで次のチームが登場という具合で衣装を変えたりしながら次々にパフォーマンスを魅せてくれます。その中に、男の子のダンスチームがあったのですが、いわゆるストリート系の頭を軸に逆立ち回転したりしてかなり高い身体能力を見せてくれます。私が行ったのは木曜夜の深夜(24:00過ぎだったので厳密には金曜未明)でしたが、毎日こんなショーをしているのかどうか、日替わりでライブだったりするのかは不明です。私の行った時間は24:00過ぎだったので早い時間にもショーがあるかも不明です。知人が払ったので料金のシステムははっきりはわかりませんが、恐らく他のクラブと同様に、ウイスキーボトル入れるのに800B(ボトルキープしてカードをもらい、それがあれば何人でも入れる)程度、氷や水、コーラは別料金で数百 バーツというシステムだと思います。ボトルを入れない場合は、2ドリンク付きで一人400B(位?)という入り方もあるはずです。誰か行かれた方の情報お待ちしてます。小さなクラブでもダンサーはいますが、ここまで大人数のダンサーを目の前にすると圧巻で、おかまショーを見ている場合ではないと思いました。大体1:30頃にショーが終わると、その後はDJブースの前のお立ち台でダンサーが一人でくねくね踊ってましたが、これがまたリズムに乗った高度なものでナイスバディも相まって見とれてしまいました。もちろんかわいい男性ダンサーも多数登場するので女性の方でも楽しめます。2:00閉店です。エメラルドに泊まっていたらすぐ近くなので帰りは楽ですね。ちなみにエメラルドの地下にもSparksというディスコがあります。これは普通のディスコ (2ドリンク350バーツ、入り口でチケットチェックをするお姉さん達がすごく美人なのが特徴でした)でしたがHollywoodのようなプロのダンサー主体のパブに改装しているかどうかは不明です。よくわかりませんがバンコクではこういう業態のクラブが流行っている のではないかと考えられます。(2003-8-30記)

不真面目な生徒
私と一緒にレッスンを受けていた白人男性は練習時にわざと強く押して相手(私)を痛がらせたりしてふざけていました。また、施術の練習相手の女性が同じアメリカ人とわかると出身地や何やら関係のない話を施術中ずっと続けてたりしました。相手は少し困った感じで相槌を打っていましたが、案の上彼は全然上達せず、また復習もちゃんとしないので手順も覚えられず、テストは一度落ちてしまいました。二回目に温情で一応合格しましたが、先生は「この人は何をしに来たのか」と呆れ顔でした。私も不愉快でした。イベントとして受講するのも本人の勝手ですが、ほとんどの人は仕事にするために受講しています。自ずと私語は減り、手つきは真剣になります。もちろん、いいタイミングでのユーモアは楽しいものですが、基本的には私語を慎み自分の手に全神経を集中する態度で臨みたいものです。でないと相手や先生に失礼ですし、何より自分の技術が向上しません。こんな生徒は先生も親身になって教えてくれないものですし、再訪しても「こいつまた来た」と思われるのが落ちでしょう。

写真は3枚
ワットポーに入学する際に写真が3枚必要です。オフィシャルには2枚で、一枚は免状に貼り付けもう一枚は学校が保管します。では3枚目は何に必要なのかというと、先生が自分の生徒帳に貼るのです。名前、国籍、住所、メールアドレスを書いてもらってその横に張るのです。私の先生のユパの旦那さんのSuraphon先生は、私を呼んで自分のノートを見せます。何かと思えばそこには西村知美の写真が! 彼女がここの生徒だとは知っていましたが、Suraphon先生の生徒だったとは・・・。Suraphonは(本当にいい先生です)少し嬉しげに「彼女はスター(タイ語でダラー)なのか、知っているか」と聞いてきます。「もちろん」と答えておきました(彼女のポジションを説明するのは難しすぎる)。
写真はメインオフィスから通りに出て右に曲がったところにあります(地図のKodaというやつ。タイでは語尾のKは発音しないのでKodakがKodaになる)。確か100バーツか150バーツで12枚の証明書写真をくれたと思います。ネガはくれません。ここだけでなくタイの証明書写真は意外にレベルが高くてちゃんと撮ってくれます。以前プーケットで撮ったときはネガもくれたのですが。悔しいので「この照明と背景で自分のデジカメで撮ってもいいか」と聞いたらあっさりだめだと言われてますます悔しくなりました。ちなみに、自己紹介のページの私の写真がこのKodaで撮ったものです。このとき日本から写真を3枚持ってきていたのですが、マッサージ1stステップに続き、フットを学ぶときにまた3枚要ることに気がついて慌てて撮ったものです。写真は翌日か翌々日上がりで、免状に間に合わないかと思って(前日か前々日締め切り)焦りましたが、フロントの子が頑張ってくれてなんとか間に合いました。皆さん、早めに写真を撮っておきましょう。
★2004年8月22日追加
この写真屋さんが200バーツに値上がりしていました。しかしショッピングセンターでは4枚で150バーツだったりするので割安ではあります。デジカメを使用するようになり写真の仕上がりはやや不自然な感じになりました。きれいに取れていますが。

チェンマイ・セントラル・エアポート・プラザ
Wandeeに通っていると、昼ごはんに毎日Central Airport Plaza に通うことになります。ここはカドスワンケウより全然豪華で巨大なセンターで、バンコクで例えるなら、カドスワンケウがMBK(マーブンクロン)、Central Airport Plazaがサイアムセンターということになりましょうか。できたばかりのようでとてもきれいで広々しています。この中にチェンマイのアンティーク&モダンな家具を売っている少し広いスペースがあります。そこをぶらぶらしているといい雰囲気のマッサージ屋さん (Ban Burapha)が見つかりました。2時間400バーツです。お客さんは一人もいませんでした。すぐさま従業員のお姉さん達が客引きを始めます。「今習ってるんだよ」と言うと「じゃ、うちの先生にやってもらえば!」といいます。それは面白そうだと思って、2時間コースをお願いしました。テクニックは、・・・、すごすぎる。ワットポーやWandeeとはまた違う、繊細かつ力強いタッチ。しかし、痛いぎりぎりのところまで攻めながら、直前でふーと力をフェードアウトさせる。ストレッチも弱から強へ、強からすーと抜いていきます。基本テクニックはチェンマイスタイルですが、初めて経験する体位もあります。翌日Wandeeと再訪して通訳してもらったところマッサージ歴19年らしいです。気が付くと、さっきのお姉さんがじっと観察しています。おそらく彼女もマッサージ師ですから神妙なテクニックを盗んでいるのでしょう。このように「勉強中」というとそこの最上位の先生を当ててくれることもあり、やはり習ってよかったと思ったものでした。



写真上左:Central Airport Plaza看板、上右:内部、下:Ban Buraphaのマッサージ師

Wandee転居!
2003年のゴールデンウィーク。ホームページの頼りない情報を元にWandeeマッサージスクールを目指しました。チェンマイの交通にも不慣れなのですが、がんばってソンテウに乗り運転手と一緒にWandeeを探しに行きました。あまり目立たなかったのですが、何とか目的地にたどり着きました。が、敷地の柵が閉まったままで、建物には小さなホワイトボードがかかっており、「Wandee moved」とあります。地図はわかりにくいのですが空港のそばのようです。裏手の民家に回り、住人に聞いてみると「転居した!」と言います。これ以上のことはわからず、思い切ってまたソンテウを拾っていくかどうしようかホワイトボードの前で困っていました。あの地図じゃ辿り着ける自身がなかったのです。すると知らないおばさんが「Wandeeならすぐ来るよ」と言います。なんのことかと思っていたら、そのおばさんは向かいの銀細工屋さんで、Wandeeに電話してくれるというのです。そこで、そっちに移動して見ていると、電話に代われといいます。それがWandeeと初めて話した瞬間でした。迎えに来てくれるというので待っていると、なんとバイク(ミゼット?)に子供を前に乗せてきてます。私は後ろに乗るそうです。ヘルメットはもちろん全員なしです。ソンテウにしようかなーと迷ってましたが、せかされるままに乗ってしまいました。距離は近かったのですが、かなり怖かったです。やっぱりバイクはだめです。コンタクトレンズにとっても辛いし、二度と乗らないぞ!

ビヤ・チャンと屋台
タイには屋台がいたるところにあります。始めてみたときは「タイもまだ後進国なんだ」と思ったものでしたが、全く認識が間違っていました。屋台が便利なんです。値段も安いですし外で食べるのは気持ちがいいです。タイではほとんどの人がキッチンを持たずに外食をするといいます。その外食の主役が屋台であり、この文化はいくらタイ経済が成長しても普遍(であって欲しい)なのではないかと思います。
タイの台所ですからタイ人が普通に食っているものはなんでもあります。MKや日本食など、ショッピングモールの中にあるレストランは日常的に食べるものというより、日本人がたまにフレンチを食べるように特別な食べ物です。ですから毎日食べても飽きの来ないおいしいものは屋台にあるといっても過言ではありません。その屋台ではみんな水を飲んでいますが、旅行者はやはりビールを飲みたい。そのとき最適なのがビヤ・チャンです。つまり象印のビールです。このビールは10年くらい前に価格破壊と共に登場しました。安いからといってまずいわけではなく、むしろスーパードライで淡白な味が日本人の口に合うようで、暑いタイではどんどんいけてしまいます。値段もコンビニで34バーツ/大瓶。外でも40〜60バーツ/大瓶で格安です。ホテルに帰る前に屋台でソーセージとかかまぼこボール揚げとセットで買い込んでホテルで飲んだらそれはそれは幸せです。もちろんその前に屋台飯でビヤチャンを飲み、屋台ラーメンでバー ミーナムを食ってからの話ですが。


写真:セブンイレブンで買ったビヤ・チャンとホットドッグ
 

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最終更新日 : 2007/01/07