1998/7-12

和歌山の 毒物カレー事件の犯人が逮捕されましたが、金のために人の命を平気で奪うとは恐ろしいことです。神戸の少年によるおぞましい殺人事件、子供達のいじめ、オーム事件と、世の中狂っているとしか思えません。
 それにつけても犯罪者に対する刑が甘すぎるのではないかと疑問に思う今日この頃です。極悪非道の小野被告を無罪にしようとするような動きもあると、以前ラジオ番組の中で放送されていましたが、何を考えているのか理解に苦しみます。
 また大阪で起きた少女の殺人事件の犯人が精神異常で無罪になったというニュースが流れました。善悪の判断が精神異常者にはできないと考えているのかも知れませんが、それは精神異常者にとっても侮辱ではないでしょうか。そして何よりも被害にあったご家族や、殺害されてしまった少女の無念さを思うと、正義がどこにあるのかと叫ばざるを得ません。
またオレンジ共済の詐欺師からある政党のO党首に億を超える金が流れているようなのにしゃあしゃあとして、政治家として活動している現実、一体マスコミは何をしているのかと慨嘆せざるを得ません。ロッキード事件のときもN代議士に巨額の金銭が流れたのに今も隠然たる力を発揮して、ロッキード事件のS代議士を無理矢理大臣にしようとしたようです。上も下も狂っているこの日本に将来はあるのかと憂えざるを得ません。
 不況の嵐が襲っていますが、まだ序の口かもしれません。政治家は減税、減税と叫んでいますが、減税すれば福祉が切り捨てられ消費税が増税され、益々国民の生活が圧迫されます。金持ち優遇の政治がまかり通る今日の状況は誠に残念なことです。
 高額所得者から税金をもっと徴収し、福祉を充実させる事によって安心な社会を建設し、消費税を軽減しない限り、この不況から脱出できないでしょう。今の政策では企業の倒産が相次ぎ、失業者がちまたにあふれるようになるかもしれません。