あなたはサイレント・コアを知っているか?

 

サイレント・コアとは?

陸上自衛隊第一空挺団に「密かに」所属している。
音無誠次3等陸佐(のち2佐)を隊長とする「原発テロ対策部隊」である。
サイレント・コアという名前は、この音無隊長が所以である。もちろん、正式な部隊名称ではないがいつの間にか当たり前のように使用されている。
当初、1個小隊しか無かったが、現在は2個小隊あるもよう。 その予算は原発関係企業から出ていて装備品はすべて外国製品である。
音無隊長曰く、
「実戦の洗礼を受けてない兵器は装備せん!!!!」とおっしゃられてました。
ところでこのサイレント・コア。 原発の防衛任務のみだと思っていたが、気がつくと(と、言うよりほとんど最初から)特殊部隊の行う任務すべてに参加している。
まあ、そんなこんなで(意味不明)自衛隊にも特殊部隊がいたのであった。
しびれるぜ!


人物紹介

 

音無誠次 2等陸佐

冒頭述べた通り、サイレント・コアの隊長である。特殊部隊(サイレント・コア)創設を唱えたのも彼である。
当初、3等陸佐で登場していた。サイレント・コアの隊長でいたい為に昇進を蹴っていたらしい。
おかげで防大の同期どころか後輩にもさきを越されている。「アジア覇権戦争」でめでたく2佐に昇進。
部下には「うちの部隊に長男と妻帯者はいらん。結婚したら転属させる。」といっているが、自分は長男で既婚者(子供有り)
退職後、軍人派遣会社(新世紀日米大戦)に傭兵として就職している。

吉村薫 2等陸曹

最初は3曹で登場。
はじめの頃は音無隊長にいつも怒鳴られていたが、気がつくと音無隊長とコンビを組む優秀隊員になっていた。
大石作品にはめずらしく「台詞の多い曹士(下士官)のレギュラー」ということで結構好きだった。
しかし、「自由上海支援戦争」で味方パイロットを救出する際、
銃弾を浴び戦死してしまった。
ラスト六行、司馬1尉の 《〜屈託のない吉村の笑顔を思い出して涙がこぼれた。〜》のシーンで、恥ずかしながら私は泣いてしまいました。
死んでからも「吉村2曹」の名前はちょくちょくでてきます。戦死後、2階級特進して陸曹長になった。

司馬光 1等陸尉

サイレント・コア初の女性隊員。日系中国人。身長180cm弱。
もちろん音無隊長は渋ったが、装備品の充実と引き替えに承諾したらしい。
中国武術の師範の免許を持っていて格闘技のスペシャリスト。サイレント・コアで一番強いとの噂あり。
むちゃくちゃ強い

「新世紀日米大戦」で陸将補まで出世している。

土門康平 1等陸尉

法務士官。
戦うことは苦手(サイレント・コアで一番弱いとの噂あり)だったが激戦の中、立派な軍人として成長していく。
「アジア覇権戦争」で負傷。 片足を失う。
その後、技術本部から出向してきた萩本2尉と結婚する。
「新世紀日米大戦」で陸将まで出世している。

ツォン・ロン 2等陸曹

元カンボジア難民。
故吉村2曹に劣らぬ凄腕スナイパー。
「アジア覇権戦争」で撤退途中、敵の砲撃を受け戦死する。
が、その後なぜか再登場。

その他

他にもいっぱい出てくるが、俺に言わせりゃ上記5人が主要メンバーで、あとはザコである。(おいおい)


サイレント・コアシリーズ?

ファンの間では、サイレント・コアシリーズと呼ぶ人が結構いるが(私も含めて)、はたしてシリーズと呼べるか疑問である。
たしかに「環太平洋戦争」と「アジア覇権戦争」はつづきものだから時系列は同じだけど、他はちょっと違うと思う。
しいて言えば、吉村2曹は戦死した (自由上海支援戦争で死亡) という事実は共通していたかな。
とは言っても、大石英司氏が原油争奪戦争のあとがきに、この話だけ時系列無視と書いているので他はつながっていたのだと推察する。


サイレント・コアの活躍する作品

 

 


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