ViViの初期設定の方法


 ViViは文字や背景の表示色など様々な項目を設定することができます。初めてViViをお使いになる方は、以下の文章をよく読んで、使いやすいように設定を行ってください。それがちゃんとできているかどうかで使い心地がすいぶん違ってきますから、ここはひとつじっくりと設定を行いましょう(と言ってもそんなに難しいものではありませんから、安心してください)。

■ 共通プロパティ と タイプ別プロパティ

 ViViをあなたの好みにあったように設定するためには、共通プロパティ と タイプ別プロパティ についてきちんと知っておくことが必要です。
 ViViで編集するテキストには、C/C++のソースや、仕様書などのドキュメント、メールテキスト、TeX文書などがありますが、これらの種別をドキュメントタイプと呼びます。通常、ドキュメントタイプはファイルの〒拡張子〒により区別されます。.cpp ならC++のソース、.txt なら通常文書という感じです。ViViではカーソルの形状のようにすべてのドキュメントタイプに共通の設定と、カラー設定のようにドキュメントタイプごとに設定できる項目との2種類があります。前者を共通プロパティ、後者をタイプ別プロパティと呼びます。

               ┌─ 共通プロパティ        全タイプに共通の設定
  プロパティ ─┤
               └─ タイプ別プロパティ    タイプ(拡張子で区別)ごとの設定


 「その他」-「共通プロパティ」または「その他」-「タイプ別プロパティ」を選択し、表示されるダイアログで設定を行います。

■ カラー設定

 最初は、何はともあれ文字表示色などの設定を行いましょう。デフォルトの緑に白字の画面をあなた色にしてください。画面の雰囲気が変わるとやる気がでてくるやもしれませんよ。

 カラー設定は、「その他」-「タイプ別プロパティ」のカラータブで行います。メニューを選択するとタブがいくつか並んだダイアログが表示されるので、右から3番目の“カラー”というタブを選びます。

【Tips】 タイプ別プロパティは、F8を押して表示させることもできます。こちらのほうがメニューから選ぶよりずっと簡単です。

 カラー設定ダイアログには色のついたボタンがたくさん並んでいてびっくりするかもしれませんが、ViViはそれだけきめ細かな設定ができるということです。いくつかの設定はプログラム編集用だったり、HTML用だったりします。そこでまず最初に背景色、文字色から設定しましょう。明るい色を背景にして暗めの色を文字色にするか、またはその逆のどちらかがいいでしょう(両方明るい色だと文字が見づらいですよね)。色を選ぶには、ボタンの部分をクリックし、表示される色の一覧から好みの色を選択します。色を選択すると、プロパティダイアログを終了しなくても画面の色がすぐに新しい設定色に変わるので、他とのバランスを見て、気に入った色を選んでください。
 色数のダイアログは3種類あります。基本20色、216色、標準です。最初のものは色数は少ないですが、選ぶのは簡単です。後のものほど選択肢が多くなります。カラータブの画面左下の“色数”3種のうち、自分が選びやすいものをチェックしてください。

 次は、マウスやキーで文字列を選択した場合に使われる反転文字と反転背景の色を決めましょう。文字を暗い色、背景を明るい色にした場合は、反転はその逆のパターンにするのが分かりやすいでしょう。後は、改行やレイアウト改行の色を決めていきます。

 反転背景を設定するボタンの下には、カーソルの色を設定するボタンがあります。これもお好みに設定しましょう。その下はコメントや予約語といったボタンがあります。これについては次の節で説明します。一番右にも4つのボタンがありますが、これは文書比較を行った時に利用される色です。詳しくは文書比較を参照してください。

HTML文書で < と > で囲まれた部分をタグと呼びますが、この表示色を設定することもできます。ただし、左下にあるHTMLタグのチェックボックスをONにしておかないと表示色は有効にならないので注意してください。HTML文書を作成・閲覧するひとはこのオプションをONにしてみてください。文書が格段に見やすくなります。