移動コマンド


■ 移動コマンド

 移動コマンドを以下に示す。いくつかの編集コマンド(c,d,v, y,<,>)は移動コマンドを接尾辞とすることが出来る。 たとえば、fi は文字 i までカーソルを移動するが、dfi は文字 i までを消去する。

【高度】 /? で文字入力中に上下矢印キー(↑↓)を押すと、 以前に入力した検索文字列が入力される(検索文字列履歴)。

【注意】 文字列検索は正規表現が使用できる。 これを無効にするには、共通プロパティの "検索" タブで、『vi の検索・置換でも正規表現オプション有功』 をチェックし、『正規表現』のオプションをOFFにする。

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      '<a-z>             マークされた文字のある行の最初の非空白文字へ
      `<a-z>             マークされた文字へ
      ''                 絶対ジャンプを行う直前行の最初の非空白文字へ
      ``                 絶対ジャンプを行う直前位置へ
      $                  行末へ
      %                  対応するカッコ((){}[])へジャンプ
    * |                  指定位置のカラムに移動
    * ]]                 次のセクション({ で始まる行)へジャンプ
    * [[                 前のセクション({ で始まる行)へジャンプ
    * }                  次の空行へジャンプ
    * {                  前の空行へジャンプ
      /<文字列>[Return]  文字列検索(前方)
      /[Return]          再検索(前方)
      ?<文字列>[Return]  文字列検索(後方)
      ?[Return]          再検索(後方)
      ^                  行の最初の非空白文字へ
      ;                  以前の f, F, t, T, を繰り返す
      ,                  以前の f, F, t, T, を逆方向に繰り返す
    * +                  次の行の最初の非空白文字へ
    * [Return]           次の行の最初の非空白文字へ
    * -                  前の行の最初の非空白文字へ
      0                  カーソルを行の先頭に移動
    * b                  前の単語に移動
    * B                  前の単語に移動
    * e                  単語の最後の文字に移動
    * E                  空白で区切られる単語の最後に移動
    * f<文字>            文字を行内で前方検索(全角文字は不可)
    * F<文字>            文字を行内で後方検索(全角文字は不可)
      G                  EOF行にジャンプ
    * G                  行番号ジャンプ
    * h                  カーソル左移動
    * [BackSpace]        カーソル左移動
    * H                  画面最上部からn行目に移動
    * j                  カーソル下移動
    * k                  カーソル上移動
    * l                  カーソル右移動
    * [Space]            カーソル右移動
    * L                  画面最下部からn行目に移動
      M                  画面中央行に移動
    * n                  再検索(同一方向)
    * N                  再検索(以前と逆方向)
    * t<文字>            文字を行内で前方検索し、その直前(全角文字は不可)
    * T<文字>            文字を行内で後方検索し、その直後(全角文字は不可)
    * w                  次の単語へ
    * W                  次の単語へ
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【注意】 コマンドによっては '0' 以外で始まる10進数をコマンドの前に前置することができる。多くの場合、 コマンドの繰り返し回数を指定することができる。 上記のコマンド一覧では '*' が付いているものは繰り返し回数が有効であることを示す。