IMEサポート


 ViViは日本語文書作成のためのエディタですから、IMEを使いやすくするための機能を いくつか持っています。

■ IMEヒストリー

 IMEが Windows 95 対応であれば、確定した読み文字列を最大16個まで覚えていて、それを 簡単に呼び出すことが出来ます。間違って変換し、確定してしまった時にとても便利です。

 F12 で直前の読み文字を、[Shift]+F12 で次の読み文字をIMEに渡します

 例えば、"派生クラス" と入力するつもりが、間違って "ハセイクラス" で確定してしまった場合は、

  1. [Ctrl]+Z で Undo し、入力してしまった "ハセイクラス" を消去する
  2. F12 を入力する。IMEの読み文字に "はせいくらす" が入る
  3. 今度は正しく "派生クラス" と変換し、確定する

■ IME変換中の文字移動機能

 挿入モードでIME入力を行う場合、読み文字や変換候補文字を表示した時点で、カーソルの 位置にある文字列を右に移動し、文字列が隠れないようにします。

 多くの Windows 95 用エディタでは、IMEで読み文字、変換候補文字を表示している間、 もとの文章の文字が隠れてしまいます。行末に文字列を入力する時はいいのですが、 文章を修正している時、文字が隠れてしまうと、文章のつながりが見えないので、困ってしまいます。
 例えば、

    IMEで読み文字を表示している間

という文章で、"読み文字" の直後に、"、変換候補文字" という文字列を挿入したいとします。 カーソルを "読み文字" の直後に移動し、"、へんかんこうほもじ" とIMEで入力しますが、 多くのエディタでは、

    IMEで読み文字、へんかんこうほもじ

と表示されます。でもViViなら、

    IMEで読み文字、へんかんこうほもじを表示している間

と表示されます。もちろん、変換候補文字を表示している時は、

    IMEで読み文字、変換候補文字を表示している間

と表示され、文章のつながりが常に見えるので、入力がとても楽になります。

■ その他

 IMEによっては全角のスペースまたは半角のスペースを入力するのが面倒です。というか、 スペースキーを押すとどちらかしか入力できずイライラしてしまいます。
 そこでViViでは、

  • F11 で全角スペース
  • [Shift] + F11 で半角スペースを入力できます。