HTML文書作成支援


 ViViはHTML文書を作成することを容易にするために以下のような機能を実装しています。


■ ネットスケープ、IE3との連携

 ネットスケープまたはIE3(Internet Explorer)が開いているローカルHTML 文書をワンタッチでViViでオープンすることができます。 メニューの 「ファイル」-「ネットスケープのファイルを開く」 または ネットスケープ の図のツールバーアイコン、または Shift+F9 を選択すると、その時点で、ネットスケープでブラウズ しているローカルHTML文書があればそれをViViでオープンし、編集状態に入ります。 IEの場合も同様に、メニューの 「ファイル」-「I.Explorer のファイルを開く」 または e の図の ツールバーアイコン、または Alt+F9 を選択します
 自分で作成したローカルHDDにあるHTMLファイルをネットスケープ/IEでブラウズしていると、 間違いをみつけたり、いいアイデアがひらめいた場合など、その文書を編集したくなります。そんな時 はこの コマンドを使うと非常に便利です。

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┃V       _□×┃          ┃N/e     _□×┃
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┃          │┃ ネスケ・IEの  ┃          │┃
┃          │┃  ファイルを開く ┃          │┃
┃          │┃          ┃          │┃
┃     ←────┼╂──────────╂─────●    │┃
┃          │┃          ┃          │┃
┃          │┃          ┃          │┃
┃          │┃          ┃          │┃
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 逆に、ViViで編集しているHTML文書をネットスケープで表示して見たい場合は、 メニューの 「ファイル」-「HTML文書をブラウザで表示」 または Nに文書の図のツールバーアイコン、 または Ctrl+F9 で編集中の文書をブラウザで確認できます。
 [ブラウザで表示] コマンドを選択すると、文書が更新されながら保存されていない場合は文書保存を 行います。文書にファイル名が指定されていない場合は、ファイル保存ダイアログが表示されるので ファイル名を指定します。拡張子は必ず ".htm" または ".html" にして下さい。次にネットスケープが 起動され、文書がオープンされます。

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┃V        _□×┃          ┃N/e      _□×┃
┠────────────┨          ┠────────────┨
┠───────────┬┨          ┠───────────┬┨
┃           │┃ ネスケ・IEで  ┃           │┃
┃           │┃  ブラウズする  ┃           │┃
┃           │┃          ┃           │┃
┃     ●─────┼╂──────────╂─────→     │┃
┃           │┃          ┃           │┃
┃           │┃   ひらけ〜   ┃           │┃
┃           │┃          ┃           │┃
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 現在、ブラウザの起動にはシェル関数を使用しています。したがって、HTML文書に ネットスケープ/IE以外が指定されている場合は、そのブラウザが起動されます。 また、ネットスケープをHTML文書に関連づけている場合、 既にネットスケープを開いていても新たにアプリケーションが起動されます (Internet Explorer 3.0 は新たなインスタンスを起動しないようです)。 この問題への対応は近日中に行う予定です。

■ HTMLタグのカラー表示

 ドキュメントのファイル名の拡張子が ".htm" または ".html" の場合、HTMLタグ;"<" から ">" までを通常の文字色とは異なる色で表示することができます。
 プロパティシートの "カラー" タブで "HTMLタグ:" ボタンでカラーを設定します。
 タグ部分の色を変えると以下のようにHTML文書がとても見やすくなります。

    <a name="tag"></a>
    <h4><font color=darkblue>HTMLタグのカラー表示</font></h4>
    <p> ドキュメントのファイル名の拡張子が ".htm" または ".html" の場合、HTMLタグ;
    "&lt;" から "&gt;" までを通常の文字色とは異なる色で表示することができます。<br>
     プロパティシートの "カラー" タブで "HTMLタグ:" ボタンでカラーを設定します。</p>
    <p><pre>

■ タグジャンプ機能

 「編集」-「タグジャンプ」 または F9 または行番号部分を左ボタンでダブルクリックすることによりタグジャンプを行います。 タグジャンプとはカーソルのある行に記述されている、ファイル名、行番号に飛ぶ機能ですが、HTML文書の場合は行の最初の '<a href="ファイル名"' または '<frame src="ファイル名"' で指定ファイル名のドキュメントをオープンします。
 タグの文字の大文字小文字は区別しませんが、'a' と 'href' の間は半角スペースひとつのみとします (この仕様で都合の悪い方は筆者までメール下さい。善処しますから。)。

■ 文字変換能

 HTML文書で "<", ">", "&", は、"&lt;", "&gt;", "&amp;" と記述しなければいけません。C/C++のプログラムリスト等を張り込む場合、これらをいちいち 置換していたら大変です。 ViViでは 「編集」-「文字変換」-「< > & → &lt; &gt; &amp;」 または 「編集」-「文字変換」-「&lt; &gt; &amp; → < > &」 で簡単に相互に変換できます。
 変換したい文字列を選択し、上記のメニューを選びます。

■ 短文登録機能

 良く使うタグを短文登録しておきます。短文は Alt+0〜9 で呼び出せるので、 良く使う <br>, <ul>, </ul> とかを登録しておくとよいでしょう。
 登録はプロパティシートの "入力" タブで行います。

■ その他

 上記以外にもViViの機能を使うとHTML文書を楽々作成できます。

  • 「編集」-「入力」-「行末に文字入力」 を使うと複数行の最後に "<br>" をつけるのが簡単です。
  • "<li>" を行頭記号に登録しておくと、リターンだけで "<li>" が生成されます。
  • 罫線で図形を描くと、GIFに比べてファイルサイズがとても小さくなります (筆者の様にファイルサイズを気にする人向き)。